いかないで《Hikaru.I》 (ページ36)

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☆報告ページ36

辰哉「ねぇ、最近どうなの？Aちゃんと」

『え？どうって事ないよ。』

辰哉「なんか進展あったんじゃねえの？」

楽屋で携帯をいじってたらふっかが話しかけてきた。

『あー、そういえば付き合ったよ。』

辰哉「へぇ～、、、え!?付き合った!?」

『お前っ声でけえよ！』

慌ててふっかの口を塞いで他のメンバーに聞かれてないか周りを見渡す。

見事にメンバー全員俺達の方を向いていて
みんな目を光らせている。

康二「照兄？それは聞き捨てならんなぁ。」

ラウール「え、僕知らなかった！」

大介「これは…大事件でやんすっ」

蓮「ちょっと、岩本くん、誰っすか。」

亮平「最近の照なんか違うと思ってたんだよなあ。」

翔太「え!?俺には言うって約束だろ！」

『そんな約束してねぇわ』

涼太「よかったな、照」

康二「え!?だてはしってたん!?」

辰哉「だから前に側近しか参加出来ない会開いてたの。」

康二「なるほど！」

蓮「で？どんな人なんすか？」

『一般の子だよ。』

ラウール「見たい見たい！」

『やだよ。』

辰哉「めっっちゃかわいいぜ？」

翔太「え!?あった事あんの!?」

『館さんとふっかはな。』

翔太「はぁ!?俺も会いてえ。」

辰哉「照メロメロだった。」

『お前、ほんと殴るよ？』

亮平「照がメロメロって相当だよな。」

大介「見たい見たいいいい！」

『やだって。』

ｺﾝｺﾝ

辰哉「はい。」

スタッフ「岩本さん、これ。」

そう言ってスタッフに渡されたのは俺の練習着。

『え？』

自分のカバンを漁ると練習着がない。
忘れてたんだ。

『どうして？』

スタッフ「女性の方がこれだけ渡して帰られましたよ。妹さんですか？」

『その人！まだいます!?』

スタッフ「まだ近くにいると思いますけど…」

『ありがと！』

俺は楽屋を飛び出した。