返事 ページ26
次の日の朝、岩本さんに電話をかける。
『もしもし。』
寝起きっぽい声が聞こえてくる。
A「おはようございます。起こしちゃいました?」
『ん?大丈夫だよ。おはよ〜』
深呼吸してから口を開く。
A「今日、時間ありますか?」
『今日か…』
A「都合悪いですかね?」
『いや、いけるにはいけるんだけど夜11時とか過ぎちゃうからさ…Aちゃんに悪いから。』
A「私は全然大丈夫です。岩本さんがいいならその時間からでも会いたいです。」
『…わかった。じゃあ仕事終わったら家まで迎えに行くわ。』
A「いや、大丈夫です。今日は私が誘ったので待ち合わせで…」
『だめ。もう何回言わせんの?
俺がしたくてするんだからいーの。』
私の言葉にかぶせて岩本さんはそう言う。
A「…毎度毎度すいません。お願いします。」
『いいえ、全然です。じゃあまた夜連絡するわ。』
A「はい、お願いします。」
『じゃあ。』
A「はい、また。」
そう言って電話を切る。
A「はぁ…」
めっちゃ緊張した…
今日の夜、なんて岩本さんに返事しようかと私は予行練習を始めた。
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作者名:日葵 | 作成日時:2020年3月18日 22時