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告白2 ページ22

『Aちゃん、』







A「はい?」








『本当は俺、こんな話しにきたんじゃないの。
今日は、話があって呼んだんだ。』







A「話ですか?」








急に怖くなる。
もう関われないって言われる気がして。









『俺、Aちゃんが好きです。
ジャニーズと一般の人の恋って難しいって言われてるけど、俺はAちゃんが好き。
絶対幸せにする。守ってみせる。
だから、俺と付き合ってもらえませんか。』









岩本さんの口から放たれた言葉は私が考えていた言葉のどれでもなくて。









『駄目、かな?』









不安そうにそう言う。









今の私の頭じゃ判断できない。









A「ちょっと、時間もらえますか?」









『もちろん。待つよ。』









A「ありがとうございます。」









『全然。ごめん、立ち止まらせて。行こっか!』








A「はい。」








無言で私の家まで歩く。









A「ありがとうございました。」









『ううん、俺がしたくてした事だから。







返事、待ってるね。ゆっくりでいいから。』









A「はい。ほんとにありがとうございました。」









『じゃあね、』







岩本さんはまるで見納めるみたいに私の顔を見つめてから帰っていった。








私は岩本さんが見えなくなるまでその大きな背中を見つめていた。

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作者名:日葵 | 作成日時:2020年3月18日 22時

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