☆加速する想い2 ページ14
辰哉「ねぇどんな子なの?」
『かわいい子。お前惚れんなよ?』
辰哉「はっ、俺がそんな簡単に惚れるかよ。」
『どうかなぁ〜』
談笑しながらお店に向かう。
A「いらっしゃいませ〜」
お店に入るといつものところにAちゃんはいた。
A「あっ。」
俺に気付いて笑いかけてくれるAちゃん。
『久しぶり。』
俺も笑顔を返すけどニヤニヤしすぎてないか心配になる。
A「お久しぶりです!」
Aちゃんの視線が俺から後ろにいる2人に移った。
『あ、今日はメンバー連れて来たの。
ここのチョコ食べてほしくて。』
2人の顔を見てAちゃんは驚いてる。
A「ふっかくんと舘様…」
『え、Aちゃん知ってるの?』
A「最近時間があると調べてるんですよ。
まだメンバーさんの名前覚えたぐらいですけど…」
嬉しいよ?嬉しい事なんだけど俺以外のメンバーを知ってるって事にモヤモヤする。
辰哉「え!そうなの!?嬉しい!俺、深澤辰哉!」
そう言ってにこにこしながら軽々しくAちゃんに手を差し出すふっか。
Aちゃんは人見知りが発動しててどうしていいかわからないみたい。
これでもし握手なんかしてたら絶対我慢できなかった。
いつもはどうしたもんかと悩むけどこの時ばかりはAちゃんの人見知りに助けられた。
涼太「ふっか、怖がってるよ。ごめんね?
俺は、宮舘涼太です。」
ふっかの手を無理やり気をつけの形に戻して舘さんはAちゃんに謝る。
A「いえ!私こそごめんなさい。」
辰哉「ちょ、いてぇわっ!」
そう言って騒いでるふっかをフル無視で俺らはチョコを選ぶ。
A「今日はどうなさいます?」
『俺、これ食べたいなあ。どんな味?』
A「それは柑橘系の味ですね。
後味もさっぱりしてて食べやすいです。
でも、甘いのを食べたい気分ならおすすめはしないかもって感じです。」
『Aちゃんは好き?』
A「私はめっちゃ好きです。」
『じゃあこれと、あとはいつもの。』
A「かしこまりました。」
好意に気付いてほしくてわかりやすくアピールしたけどAちゃんは気にもしてない様子でがっかりした。
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作者名:日葵 | 作成日時:2020年3月18日 22時