☆どうして ページ18
照side
スタッフ「こちらへどうぞ。」
「ありがとうございます。」
開いたドアの向こうには。
「え。」
そう言って驚く君の姿があった。
ほんとに、ほんとに来てくれてたんだ。
見間違えなんかじゃなかった。
『嘘、ついてたの?』
別に怒ってるわけじゃないんだけどそう聞こえたみたいで、君は俯いた。
「ごめ…なさい。」
『ど…て。』
「え?」
『どうして言ってくれなかったの?』
君が顔をあげた。
やめてくれ、今俺の頬が緩みまくってるから見ないで。
「え。」
いやもうこの顔見られたら本音隠しきれないな。
『俺ね、すっごく嬉しかった。
ツアー中ずっと君がいるかもしれないって淡い期待を寄せて探してたんだ。』
君の目を見ると嘘を言えない。
ずるいなあほんと。
『やっと、見つけた。』
ほんとに嬉しくて、はぁ、と息を吐いて君に笑いかけた。
『会いたかった。』
ダメだ。気持ちの制御が聞かない。
このままじゃ君に気持ちを伝えてしまいそうだ。
「私もです。」
しばらく時間が経って君はそう言った。
やめてくれ。
そんな期待させるようなこと言わないで。
君に期待して欲しくて放った
『会いたかった。』って言葉。
それに応えてくれたかのように返ってきた
「私もです。」って言葉。
その言葉、信じていいんだよね?
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日葵(プロフ) - zinyonさん» えええええ、なんて嬉しいこと言ってくださるんですか(;_;)いや語彙力の欠片もないので伝わってるか不安やったんです(泣)はい!ぜひぜひ!読んでやってください! (2020年3月3日 17時) (レス) id: ba5941ee68 (このIDを非表示/違反報告)
zinyon(プロフ) - キュンキュンし過ぎて危うく死ぬところでしたw日葵さんの文章力が神過ぎて...今からフランボワーズ2読んできます! (2020年3月3日 14時) (レス) id: 12d8f12549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日葵 | 作成日時:2020年2月20日 0時