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『せっかくだしさ、写真撮らない？』
甘える子犬みたいな顔をして先輩はそう聞いた。
A｢事務所的に駄目じゃないんですか？行事の時とか全部断ってるし。｣
『あれは、1人にいいよって言っちゃうと皆撮って撮ってってなるだろうからさ。
まあそもそも事務所的にもNGだし。』
A｢じゃあやっぱり駄目なんじゃないですか。｣
と言うと口元に人差し指を当てて、秘密。
といたずらっ子のような笑顔を浮かべた。
『だって俺ら運命の人なんだよ？
今はほら、誰もいないしAちゃんと俺が誰にも見せずにこっそり持ってればバレないし…』
と、拗ねた子供みたいに口を尖らせて言うから、そんな姿が可愛くて、
A｢わかりました、いいですよ。｣
と了承すると、やったぁ！と嬉しそうに笑った。
先輩はとても背が高くて、だいぶある身長差を埋める為に屈んでくれた。
ぱっと横を見ると思ったより距離が近くて胸が鳴る。
先輩の横顔がとても綺麗で目が離せなくなっていると、ん？なんか付いてる？そう言って先輩がこっちを向いた。
すると至近距離で目が合って、反射的にいえ！と言って目を逸らした。
『ほら撮るよ〜』
仕切り直した先輩に従って、1枚写真を撮った。
『写真送るからLINE交換しよ？』
そう言ってきた先輩に1度は断ったけど、駄目なの？とまた拗ねたような顔をする先輩を見て断ることは出来なかった。
『じゃあね、写真もLINEもありがと。
…また連絡してい？』
そう聞く先輩に頷くと、嬉しそうに微笑んで私に背を向けて歩いていった。
その後ろ姿を見て、綺麗にしてきたメイクも気にせず目をゴシゴシと擦ってもう一度見る。
学校ではピンキーリングができないから、私には常に赤い糸が見えている。
さっきまではたくさん人がいたから見間違いだろうな、と思っていた。
.
でも、間違いなく先輩と私は、赤い糸で繋がっていた。
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日葵(プロフ) - I.H.さん» ありがとうございます！(泣)今日か明日、続きを出させて頂こうと思っていますのでもう少しお待ちください！これからもどうかよろしくお願いいたします!! (2022年2月16日 18時) (
レス) id: 480705f8ac (このIDを非表示/違反報告)
I.H. - 今日見つけて一気読みしちゃいました...すごく面白いです、続きめっちゃ楽しみにしてます！！！ (2022年2月15日 15時) (レス) id: 7a604cb31f (このIDを非表示/違反報告)
日葵(プロフ) - リナさん» そうなんですよ（泣）この切れてしまった糸がどうなるのか…これから時間軸現代に戻りますので続きを楽しみにしていただけたら嬉しいです(*´˘`*) (2021年12月19日 23時) (レス) id: 480705f8ac (このIDを非表示/違反報告)
日葵(プロフ) - スノ姫さん» ですよね〜(；；)運命の人分かればいいのに！笑ありがとうございます！！（泣） (2021年12月19日 23時) (レス) @page23 id: 480705f8ac (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - えー！！離れても手繰り寄せて再開できると思ってたのに切れちゃったんですね（泣） (2021年12月19日 21時) (レス) @page23 id: 7aedc618bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日葵
| 作成日時：2021年11月28日 0時
