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2人とも少し落ち着いてきた時、照くんが口を開いた。
『本当は今すぐにでも行きたいけど、もう終電もないし明日も仕事だし行けない。
行けなくてごめん、』
そう謝る照くんに大丈夫だよ気にしないで。といつもの言葉を返して電話を切った。
本当は走ってでも会いに来て欲しかった。
"明日が仕事だなんてどうでもいいから"
そう言って会いに来てほしかった。
間違ってるのはどう考えても私だと思うけど、それぐらい私は照くんを欲していた。
こんなになるなら深澤先輩の言う通り別れた方がきっといい。
でも、こんな辛い思いをしてでもまだ照くんを好きな私には、別れを告げるなんてこと、出来るわけなかった。
"どうだったの？"
そう深澤先輩から連絡がきて、なんて返そうかなとトーク画面を開いたまま迷っていたら、 携帯が震え出した。
《深澤先輩》
画面にはそう表示されている。
もしもし、といつも通りに出たつもりだったけど、深澤先輩に嘘なんて通用しなかった。
辰哉｢…なんで泣いてるの。｣
静かにそう聞く深澤先輩に、嘘がつけなかった。
A｢本当は今すぐにでも行きたいけど、もう終電もないし、明日も仕事だし、行けないって。｣
辰哉｢そっか…ちょっとごめん一回切るわ。後でかけ直す。｣
A｢あ、はい！｣
少し急いだ様子で電話が切れて、明日の準備をして、寝る準備を済ませても電話はかかって来なくて、急いでたっぽいし掛け直せない理由が出来たのかなーと思いながらベットでゴロゴロしていると、深澤先輩から電話がかかってきた。
辰哉｢もしもしっ…｣
えらく深澤先輩の息が切れている。
A｢先輩？｣
辰哉｢なんで深澤先輩なのって、文句言うなよ。｣
A｢えっ？｣
まさか、と思った私は急いで家の外に出た。
そこには、いつもみたいによっ、と手を挙げて笑う深澤先輩がいた。
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日葵(プロフ) - I.H.さん» ありがとうございます！(泣)今日か明日、続きを出させて頂こうと思っていますのでもう少しお待ちください！これからもどうかよろしくお願いいたします!! (2022年2月16日 18時) (
レス) id: 480705f8ac (このIDを非表示/違反報告)
I.H. - 今日見つけて一気読みしちゃいました...すごく面白いです、続きめっちゃ楽しみにしてます！！！ (2022年2月15日 15時) (レス) id: 7a604cb31f (このIDを非表示/違反報告)
日葵(プロフ) - リナさん» そうなんですよ（泣）この切れてしまった糸がどうなるのか…これから時間軸現代に戻りますので続きを楽しみにしていただけたら嬉しいです(*´˘`*) (2021年12月19日 23時) (レス) id: 480705f8ac (このIDを非表示/違反報告)
日葵(プロフ) - スノ姫さん» ですよね〜(；；)運命の人分かればいいのに！笑ありがとうございます！！（泣） (2021年12月19日 23時) (レス) @page23 id: 480705f8ac (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - えー！！離れても手繰り寄せて再開できると思ってたのに切れちゃったんですね（泣） (2021年12月19日 21時) (レス) @page23 id: 7aedc618bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日葵
| 作成日時：2021年11月28日 0時
