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私が涙ながらに頷くと、ふわっと落ち着く匂いに包まれた。
優しくて、懐かしくて、温かい、だいすきなこの匂いにまた涙が溢れる。
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辰哉｢俺の事なんて忘れてって言ったのに。
二度と会わなくていいからねって。｣
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A｢そんな事っ…全部全部辰哉くんのお陰なのに、できないよ。｣
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辰哉｢ほら、Aはやっぱりそんな子な訳なかったんだよね。｣
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A｢…え？｣
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辰哉｢俺に別れてって言った理由、あれ全部嘘でしょ。｣
A｢っっ…｣
図星をつかれて思わず黙り込む。
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辰哉｢だってAがそんな事するはずないもん。
優しいAが考える事ぐらい、少し冷静に考えたらわかる事だったのにね。｣
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A｢いやっ、違うの、あれは…｣
辰哉｢何が違うの？｣
A｢それは…｣
今ここでどう足掻いても辰哉くんにはお見通しなんだろう。
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辰哉くんはそんな私の頭にぽん、と手を置くと、
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辰哉｢今度こそ、幸せになるんだよ。｣
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そう言って涙を流した。
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日葵(プロフ) - のんさん» めちゃくちゃ嬉しいですありがとうございます(；；)ありましたありました！もうほんとにありがとうございますじゃ足りないです、、(；；) (2020年9月6日 8時) (
レス) id: ba5941ee68 (このIDを非表示/違反報告)
のん - すごく感動して泣きました。今まで色んな小説読んできて、自然と涙が出たのこの小説が初めてです！1日で全部読み終わっちゃいました笑 途中猫の歌詞を入れたお話ありましたよね。あそこすごく印象深くて、猫聴いたら多分泣いちゃいます笑 星10個じゃ足りません！笑 (2020年9月5日 23時) (レス) id: bceaf24ab1 (このIDを非表示/違反報告)
日葵(プロフ) - まなさん» うわぁ！ありがとうございます(；；)まさに私が表現したかった事を拙い文章から読み取ってくださってありがとうございます、、、泣次作もよろしければ読んでやってください！！ (2020年8月20日 14時) (レス) id: ba5941ee68 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 昨日、こちらの作品を見つけて一気に呼んじゃいました！自分のことのように感情が動いて最後はめっちゃ泣きました(ﾉД`)照くんのなんとも言えない不器用さとふっかの優しさめっちゃ分かります！素敵な作品を書いて下さりありがとうございます！！ (2020年8月20日 13時) (レス) id: 5d5f7ff18d (このIDを非表示/違反報告)
日葵(プロフ) - 翔太担さん» えええ！嬉しい(；；)ありがとうございます！最近他メンバーのお話も書きたいなと考えていたので、書かせていただきたいと思います！しょっぴーとふっかさんですね！ゆっくりにはなるかと思いますがよろしくお願いします。精一杯頑張らせていただきます！！ (2020年7月27日 8時) (レス) id: ba5941ee68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日葵
| 作成日時：2020年6月27日 13時
