＊第三十七話 ページ38
貴「…やっちゃった…」
男の喰種を食べ終えて、どうにか空腹を紛らわせた私は家に帰ってきていた
脱衣所の鏡で自分の姿を見ながらそう呟いた
鏡には血で赤く染まり、穴の空いた制服を着て白い髪も返り血で赤くなっている自分の姿が映っていた
貴「…明日どーしよ…てか…バレてない…かな…」
あの時はほとんど何も考えてなく、自分の姿の事なんて頭に入れていなかった
もしかしたら、カルマにバレたかもしれない…
でも暗かったし…
もしかしたらバレていてカルマが白鳩に通報したかも…
そしたら学校もう行けないな…
そんな事を考えながら、穴の空いたシャツをゴミ袋に入れる
他の身につけてる服を全て脱ぎ、シャワーを浴びた
自分の体から赤い血が流れていく
血の匂いがとれるようにしっかりと洗い流す
貴「…治ったかな…」
痛みに疎くなったせいで自分の傷が治ったか、どうかも分からない
鏡を見て確認すると傷は治っていた
改めて自分がバケモノだと実感する
血の匂いを洗い流し、体を拭き部屋着になる
貴「…ただいま、圭ちゃん、朱雀」
もちろん、誰からも返事はない
何も無い殺風景な部屋の片隅には、一枚の写真とネックレス、狐の面が置かれている
貴「…もしかしたら、バレちゃったかも…」
静かな部屋には私の声だけが響く
懐かしい写真を見ながら涙が溢れる
貴「…私が…強かっ、たら…私にっ…圭ちゃんたちが会ってなければ…」
貴「…また、会いたいよ…」
写真にはまだ幼さの残る私と2人のお兄ちゃんの姿が写っていた
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夜空月(プロフ) - アイスランドさん» そんな事を言ってもらえて光栄です!!!はい！出来るだけ早く更新できるように頑張ります!!! (2017年7月27日 19時) (
レス) id: 1deb7c7c52 (このIDを非表示/違反報告)
アイスランド - 戦いの所が面白かった!!更新頑張ってください!!!(ﾉ・×・)ﾉ (2017年7月27日 17時) (レス) id: cdb75ea671 (このIDを非表示/違反報告)
夜空月(プロフ) - ほのかさん» そう言ってもらえると嬉しいです(o^^o)出来るだけ早くに更新できるように頑張ります!!!コメントありがとうございます！ (2017年7月22日 21時) (レス) id: 1deb7c7c52 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - むっちゃおもしろい!!!更新まってます!!! (2017年7月22日 21時) (レス) id: ac7138ced7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜空月 | 作成日時：2016年9月29日 22時
