story…164 ページ8
kazunari side
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子供みたいに口を尖らしてブスーッとそっぽを向くAがどうしようもなく可愛くて
つい抱きしめたくなる衝動を抑える。
ちゃんと言ってからね？
気持ちよく抱き締めたい。
今抱きしめたら拒まれそうなんだもん
絶対なんか勘違いしてるし。
さすがに拒まれんのはやだからね俺。
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ようやくこっちを向いた ‘‘ 松崎ちゃん ” の両手を自分の両手と絡ませると
…何 とぶっきらぼうなAの声がした。
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和「俺ジャニーズ」
「…そうだね」
和「俺アイドル」
「…そうだね」
和「俺嵐」
「…そうだね」
和「俺、それ以前に1人の人間」
「…そう、だね」
和「結婚願望くらい、あったっていいでしょ？」
「…そ、だね」
和「俺もうすぐ32歳」
「…そうだね」
和「そろそろおふくろと親父に孫の顔見せてあげたいな〜、とかと思ってるの」
「…だから！なにがいいたいの、…っ」
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淡々とただ文章じゃなく簡単な言葉で、当たり前な言葉しか言わない俺に痺れを切らしたのか
Aは目を合わせずそう言った。
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和「よく聞いてA」
「も〜…なにっ…」
早く、突き離してよ…と小さな声で呟き、今にも泣きそうな声で歯をくいしばる姿がたまらなく愛おしい
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和「松崎ちゃん」
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和「カバ子」
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和「姫」
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和「A」
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あの時言った言葉、俺は忘れてないよ
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『俺がずっと守るから』
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ギューッとかたく目を閉じて頭を縮ませているAのおでこに
チュッとキスを落として
その瞬間パチリと目を見開いて俺を見上げるA。
涙で潤ってる目は光に反射してキラキラしていて、ぜってぇ離さねえと心の中でそっと思った。
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和「俺と」
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和「結婚してください」
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Aの見開いていた目が更に見開いて
長い睫毛はふるふると震え、沢山の涙が目に浮かぶ様子がはっきり見えた。
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あかね - お疲れ様でした (2015年8月6日 10時) (
レス) id: 82cfa87252 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - THINpoミルクティー (2015年8月6日 2時) (レス) id: 9c5403d75e (このIDを非表示/違反報告)
しろ - Thinpoの声が聞きたくて Mankoの声に耳すまーせ。 (2015年8月6日 2時) (レス) id: 1aee8e9803 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - Yo ! 理想？ んなもんねえ！ 俺がほしいのはMANKOだけ！ (2015年8月6日 2時) (レス) id: 39d33edb08 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - 俺の理想 … ?? “ オレ ノ チンポ ヲ ジユウ 二 シテクレルヒト ” (2015年8月6日 1時) (レス) id: 39d33edb08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーこ。 | 作成日時：2015年1月14日 22時
