story…198 〜♪ ページ42
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全身真っ白なスーツで身を包んだカズ。
いつもはぺちゃんこの髪の毛で見慣れてるせいかセットされたカッコイイヘアスタイルに目が眩みそうだ。
ニヤニヤしながらこっちに寄ってくる。
なんだか逃げたい衝動にかられて、ドレスを両手で持ち、格好良すぎるカズから遠ざかるように逃げた。
和「いやおい待てや御前。(笑)」
「やーだ！(笑)」
私が走り出した瞬間カズも笑いながらこっちへ足を進めるスピードを上げる。
キャー！と笑いながらふざけて逃げる私をあっという間に捕まえちゃうカズ。
けど思ったより抱きしめる力が強くて少しビックリして、そこから笑いが消える。
カズの匂いが私を一層幸せな気持ちにしてくれた。
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和「A」
「はあい」
和「…綺麗。」
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後ろから抱き締められてる体勢からクルッと前を向かされ、向き合う姿勢になる。
絡まり合う視線。
格好良すぎるカズを直視できなくて、つい下を向いてしまうのは悪い癖だ。
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和「ドレス、そっちでよかったね」
「うん、よかった」
和「すげえ似合ってるよ？Aさん」
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そう言いながら近づいてきて、コツン…と切なげに音を立て合わさる額。
変な汗かいちゃうよ。ばか。
ジンジンとそこだけ熱を持つ。
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和「A。」
和「俺なんかと一緒にいてくれて、ありがとう」
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和「愛してるよ」
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化粧が、崩れる。
どんどん崩れる。
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愛してるの響きだけで
こんなにも胸がたくさん貴方でいっぱいに埋まるの。
私はきっとこの先、この人以上の幸せをくれる人なんて居ないと思う。
心からそう思うんだ。
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「ありがとう、カズナリ。」
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涙を流しながら、笑顔で言った、初めてのカズナリ呼び。
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するとカズナリは一瞬驚いた様子をして
お得意の片眉を下げて困ったような口角の上げ方をする。
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嗚呼、ピンクのグロスがどんどん取れていく。
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熱いキスと抱擁に夢中になる中、天井に吊るされたシャンデリアが涙の膜のレンズで
余計に輝いて見えた。
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あかね - お疲れ様でした (2015年8月6日 10時) (
レス) id: 82cfa87252 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - THINpoミルクティー (2015年8月6日 2時) (レス) id: 9c5403d75e (このIDを非表示/違反報告)
しろ - Thinpoの声が聞きたくて Mankoの声に耳すまーせ。 (2015年8月6日 2時) (レス) id: 1aee8e9803 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - Yo ! 理想？ んなもんねえ！ 俺がほしいのはMANKOだけ！ (2015年8月6日 2時) (レス) id: 39d33edb08 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - 俺の理想 … ?? “ オレ ノ チンポ ヲ ジユウ 二 シテクレルヒト ” (2015年8月6日 1時) (レス) id: 39d33edb08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーこ。 | 作成日時：2015年1月14日 22時
