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カズのお母さんはずっと台所やら家中をあちこち回っていて、とてもじゃないけどゆっくり話していられる状況ではなかった。
ちゃんとお話ししてみたいな…
でも忙しそうだしのんきに声なんてかけられない。
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カズの方をチラッと見ると、カズもちょうど私を見て、まるでそれが合図かのようにアイコンタクトをとる。
カズも察して覚悟したのか、前髪をワシャワシャとしながら
おふくろ、と洗濯カゴを持ってリビングを出ようとするカズのお母さんに話しかけた。
和母「ん？」
和「ちょっと大事な話あるから、それおいて一回こっちきて」
その瞬間、全てを悟ったかのように
優しく、優しくそれは微笑んだ。
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私とカズは隣に並び、正座に座りなおすと
和「俺たち、結婚しようと思う」
と、賑やかだったその場も一気に静まり
テレビを見て笑っていたお父さんとお姉さんも酔いが冷めたように笑顔が消えた。
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絶対私のお父さんみたいに、大丈夫か？平気なのか？やっていけんのか？耐えられんのか？って問い詰められると思ったのに
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和母「Aさん、こんな息子ですがよろしくお願いいたします。」
と、カズのお母さんも正座をして丁寧に深く礼をした。
和父「こんな美人さんが息子をもらってくれるなんて、お前幸せもんだな！」
なんてさっきの宴より満面の笑み。
和姉「うはー！！おめでと！！Aちゃん、うちの和也をよろしくね！いつでもここにおいでね！！」
と、抱きついてくれたお姉さん。
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予想外の反応に、目に薄く涙を浮かべると、小さな震声で
「こちらっこそ…よろしくおねがいしますっ…」
と、表情は笑顔で言えた。
そんな様子をカズは隣から優しく笑って見ていた。
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夜も更け泊まってきなさいと気遣ってくれるカズの家族に遠慮して、今日は帰ることにした。
和母「気をつけて運転しなさいよ？」
和「わあーかってるって。」
和父「大事な娘だからな！」
和「ハイハイ笑」
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本当にありがとうございました、と助手席に乗りながら礼をするとニコッとみんなしてくれて、本当に嬉しかった。
動き出した車、後ろを見ると遠ざかっていくカズの家が少し寂しく見えた。
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あかね - お疲れ様でした (2015年8月6日 10時) (
レス) id: 82cfa87252 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - THINpoミルクティー (2015年8月6日 2時) (レス) id: 9c5403d75e (このIDを非表示/違反報告)
しろ - Thinpoの声が聞きたくて Mankoの声に耳すまーせ。 (2015年8月6日 2時) (レス) id: 1aee8e9803 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - Yo ! 理想？ んなもんねえ！ 俺がほしいのはMANKOだけ！ (2015年8月6日 2時) (レス) id: 39d33edb08 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - 俺の理想 … ?? “ オレ ノ チンポ ヲ ジユウ 二 シテクレルヒト ” (2015年8月6日 1時) (レス) id: 39d33edb08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーこ。 | 作成日時：2015年1月14日 22時
