【文スト】モブでいい。モブがいい。2

59 ページ21

｢あ！Aちゃん！久しぶり〜！！旅行どうだった？｣



｢お久しぶりです先輩。...まあ、楽しかったです...？｣



｢なんで疑問形？！｣



あーなんかやっぱり職場(ここ)は落ち着きます



相変わらずるい先輩のお美しいことよ。輝いてます。



｢あっそういえばねー、昨日Aちゃんにお客さん来てたよ｣


｢私に、ですか？｣


｢そうそう。なんか柴田Aさんはいますか？って聞かれた｣


え、誰でしょう


｢どういう方でしたか？｣


｢んー...なんかTHE・美少年！て感じの人だったよ。金髪碧眼の｣


んんん????本当に誰でしょう?私にそんな友人いませんけど...


文ストのキャラでもなさそうだし...


｢また明日来ます、って言ってたから今日会えるかもね！｣


｢そうですか...｣


えーなんか怖いですね...


本当に誰？思い出せ柴田！


｢すみませーん｣


｢はーい...あっ！昨日の！Aちゃん今日はいますよー！！｣


｢本当ですか！｣


｢Aちゃん、この子だよさっき言ったの！｣


先輩がこそっと耳打ちしてきた


｢えっあ、はい｣









｢...初めまして柴田です｣


うひょあ〜〜〜


美少年〜〜


絵に書いたような美少年ですよ彼。西洋系の顔立ちの


何歳くらいでしょう？中学生くらいかな？


でもやはり私この人知りません


｢Aさん！やっと会えましたね！！僕の運命の人！｣



....................ん?


｢もう！初めましてなんて言わないでくださいよ！恥ずかしがり屋さんなんですから！｣


ぷりぷりする美少年


非常に可愛らしいのですが全く理解が追いつきません


誰か help me


私はちらっと先輩を見る


目を見開いて硬直してる


駄目だ使い物にならん


｢え、あのごめんなさい...人違いじゃないですかね..？｣


｢...え？なんでそんな事言うんですか？僕はこんなにAさんの事好きなのに。なんで？なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで｣


｢ﾋｮ｣


こ、怖い怖い怖い


本当に誰だこの子？！？いつ会った私？！思い出せよ！！！


｢もぉ〜昨日会いに行ったのにいないなんて酷いじゃないですか！ちゃんと行きますって僕言いましたよね！｣


知りませ〜〜ん。そんな事言われてませんよ私


ていうか普通に話し始めましたよこの子。怖いんですけど


.....あっ、思い出したかもしれません

60→←58

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す