【文スト】モブでいい。モブがいい。2

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よーし体も温まった事ですしそろそろ出ましょう


気付かれませんように....


｢せんぱーい！私が先輩の分の石鹸！持ってきていまーす！！｣


いやひぐっちゃん用意周到すぎかよ


先輩愛すごいですね


ていうか来る！ひぐっちゃんが石鹸とりに中に入ってくる！


早くでなきゃ！！｢あっ！貴方は！｣.....嘘でしょ...


｢先程ぶつかってしまった人！｣

｢え、あ、あははー....どうも..｣

｢あの時は本当すみません！それでは！｣


大したことじゃないのにまた謝ってくれた...いい人や...


すると向こうから中也さんの声が聞こえてきた


｢樋口ぃ！俺の石鹸を芥川に貸してやるから大丈夫だァ！｣


するとひぐっちゃんは見るからに残念そうな顔をした


｢そんなぁ...！折角石鹸を持ってきて、隣から投げるのに憧れて！｣


いやそれどんな憧れ


普通に考えてそんな事する場面そうそうありませんからね？！


｢此処は聞こえない振りをして...」

｢丸聞こえだぞ樋口｣


ここまでくるとひぐっちゃんすごい


拍手を送りたいくらいです


ポートマフィア幹部である中也さんの言葉を思いっきり無視するなんて...！


私はひぐっちゃんに気付かれないように小さく拍手をした


｢せんぱーい！それじゃあ行きますよー！！えーい！！」


あ、投げた....ってなんかすごい音聞こえてきましたけど？！？


｢痛ァい！！！｣


絶対石鹸頭に当たりましたよね！梶井さんの！


｢....あの、大丈夫なんでしょうか...？｣


｢私は何も知りません｣




やっぱひぐっちゃんすごい

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