【文スト】モブでいい。モブがいい。2

番外編3 ページ14

｢お姉さん達名前なんて言うの?｣

ぐっ上目遣い...！あざと可愛い...！

｢まずは君から名乗りなよーそれが礼儀ってもんよーてか学校は？｣

そして実ちゃん強い

さっきまで｢かわいいー｣とか言ってたのにもう真顔

｢ごめんなさーい！今日半日で学校終わったんだ！それと僕の名前は江戸川コナンっていうんだ！｣

｢えーすごキラキラネームじゃん｣

｢あはは...｣

コナン君苦笑いなんですけど

そこはあまり突っ込まないであげて実ちゃん

｢あー名前だよね？私は田中実。そっちの子は柴田Aだよー｣

｢そっか！さっき2人の会話聞こえたんだけど田中さん、タイプの人すごく具体的に話してたよね！会ったことあるの？｣

わーいきなりそれ聞いてきた！でも私も聞きたかったんです

なんでそんな具体的??って思ってましたから

｢違うよーてか聞こえてたの？まじ恥ずかしいんだけどー。全部私の妄想だよー。そんな人いたら紹介して欲しいくらいー｣

だとしたらすっごくリアルな妄想...

｢あーでもそういう系の人もいいけど、なんか見るからに堅気じゃないお兄さんも結構好きー｣

｢実ちゃん結構変わってますね...｣

｢えーそお？｣

隣でコナン君もうんうんと頷いてる

｢あっそういえばこの前タイプどストライクの人見つけたんだよねー｣

｢えっ！？｣

コナン君が驚きの声をあげた

まさかそれって赤井さんの事ですか！？

なんか安室さんが目をかっ開いてこっち見てるんですけど

もしかして赤井さん死んだ設定になってる時なの今？...え、だったらやばくない??

｢...それってどんな人？｣

コナン君の目が鋭くなってるー！！実ちゃんやばいですよ！！

｢銀髪ロングで煙草吸ってて無駄に黒い服着ててめっちゃ目つき悪い人ー｣

ジーーーーーン！！！まさかのジン！！赤井さんとは全然違いますけど？！いや目付きは似てるか...?

｢あの目で睨まれてみたーい｣

｢...｣

コナン君と安室さんがこいつやべーみたいな目で実ちゃん見てる！

かくいう私もこいつやべーと思ってますけど

実ちゃん、Sだと思ってたけどMでしたか..

｢田中さん、その人となんか話したりした？｣

｢うん｣

｢｢え！？｣｣

コナン君とハモったー！！

...じゃなくて！

｢実ちゃん、話聞いてるだけでもかなり怪しい人と話したんですか？！｣

｢そうだよ！まさか自分から話しかけたとか言わないよね？！｣

｢そのまさかだよーなんで分かったのー？｣

ケラケラ笑う実ちゃん

あなた危機感どこ行った???

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