選択肢 ページ15
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。
もう、逃げられない。だから私は進むと決めた。
『私、翔也と付き合おうと思う。
私には、まだ翔也みたいな【好き】が正直よくわからない。だから、それを知りたいと思って、それを翔也と一緒に知りたいとも思った。』
碧「…うん。」
『碧海は、辛い？』
そう聞くと、碧海は優しい笑みを浮かべてギュッと手を握る。
暖かくて大きな手は少し震えていたけど、
私の心を落ち着かせた。
碧「俺は、大丈夫。それが、5人が笑える選択肢なら、全力でサポートする。」
『汐恩と祥生は、どう思うかな。』
碧「…それは、あの二人にしかわからないよ。だから、ちゃんと話さないとなんだよ。」
『…うん。』
きっとあの二人はすぐに応援はしてくれないだろうと、なんとなくわかっていた。
碧「…まずは、汐恩がいいと思う。」
スマホを取り出し、汐恩に電話を掛ける。
なかなか出なくて、結局切れてしまった。
代わりにチャットで、
A話したいことがあるから、時間があるとき教えてほしい。
と送り電源を切る。
『ありがとう、碧海。』
碧「うん、頑張れよ」
そう言って拳をつきだす。
私も手をギュッと握って、碧海の手と合わせる。
碧「じゃ、気を付けてな！」
『うん、ばいばい。』
碧海の背中がだんだんと遠くなっていく。
『いつも、我慢させてごめんね。』
かすかに震えている背中に、
小さく呟いた。
。。。
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caco(プロフ) - nanakoさん» お返事遅くなりすみません。ありがとうございます！！！とっても励みになります(泣)なかなか更新できていませんが、頑張ります！ (2021年7月10日 10時) (
レス) id: b178a31943 (このIDを非表示/違反報告)
nanako(プロフ) - 更新待ってました！ (2021年5月4日 7時) (レス) id: de70f73e94 (このIDを非表示/違反報告)
nanako(プロフ) - 切ないけどとてもいい！！続きが楽しみです。 (2021年2月13日 23時) (レス) id: 9b745494ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：caco | 作成日時：2020年6月23日 10時
