Blue ページ47
。
。
。
Aoi side
葵「Aちゃん、一緒にご飯食べない?」
『あ、うん…!!』
Aちゃんを、連れて中庭まで行く
二人でご飯を食べるのは初めてだから、
緊張するなぁ……
なぜ急にご飯に誘ったかというと、
昨日の碧海君から来たメッセージが理由
碧海いきなりごめんね。最近Aの様子が変で、どうしたのって聞いてみたんだけど何も言わなくてさ
碧海もしかしたら男には言いづらいのかもしれないし、今度聞いてみてほしい
葵教えてくれてありがとう、了解です!
やっぱり二人だけになるならお昼かな〜と思って誘った
お互い口数が少なくて沈黙が続くけど、
それが苦にならないのがAちゃんの不思議な所だった
そして、好きな理由でもあった
葵「…Aちゃん、最近なんだか元気なさそうだけど、何かあったの?」
『そう、かな…?』
Aちゃんは、嘘をつくのが下手だ
あきらかに頬は引きつっていて、
今にも泣きそうだった
葵「私なんかで良ければ、話してみてほしい。」
うつむいて、何も答えない
肩が不自然に上下している
葵「あのね、私Aちゃんが困ってるなら、助けたい。Aちゃんのためなら必死で頑張れるんだよ、私」
葵「だって、私、Aちゃんが」
Aちゃんが
ハッと顔を上げるのと同時に
私は想いを口にしていた
葵「好きなんだよ」
心臓が激しく動いて、
手が震える
言い切って、深呼吸をして、目を開けると、
葵「っ、」
目が涙でいっぱいになって、
苦しそうな顔をしたAちゃんがいる
葵「A、ちゃん…?」
なんで、なんで、そんなに
苦しそうな顔をしてるの?
『っ、先、行ってるね』
お弁当を抱えて、走っていく
私、何かしちゃったんだ
私は、大好きなAちゃんを
泣かせてしまった
。
。
。
205人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
caco(プロフ) - 、さん» 報告してくださり、ありがとうございます。すみませんでした、すぐに直しました。今後、気をつけます。ご報告ありがとうございました。 (2020年5月13日 13時) (レス) id: 0218ac5f50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:caco | 作成日時:2020年5月13日 9時