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僕だけ ページ42




Shosei side



帰り道、いつものように自転車を引いて



5人で帰る



汐恩「ねぇねぇ〜Aちゃんわぁ〜
S4の中では誰が好きなの〜?」



また汐恩のくだらない即興劇が始まった



翔也「うっわ、ありがとう本当、ありがとうなA」



汐恩「いや〜俺嬉しいわ〜ありがとうA」



いや、まだ誰とも言ってないし(笑)



『そんなの碧海に決まってるじゃないでスカイ?』


さっむいダジャレを言って碧海と腕を組む



汐恩「いや、絶対俺だろ〜!俺だって!」


翔也「なんでっ?!いつもぶどうグミあげてるじゃん!」



完全に物でつってる…



碧海「やっぱ、ポーカーフェイス仲間なんでね」



ほんと、くだらないなぁ〜



くだらないのが面白いんだけどね




でも、






俺だけ別の世界にいるんじゃないかと感じる事が





時々ある





きっと、自分が遅れてるから。




みんなはもう吹っ切れてるのに




自分だけ、



まだ、




Aの事が









好きだから








『祥生危ないっ!!』



ガシャーンと激しい音がして、




自分の手首の痛みに気づく



目の前には小さい男の子が、



俺の自転車で足を擦りむいて泣いている



走っていた男の子が俺にぶつかったらしい



『祥生、大丈夫っ?』



祥生「俺は、大丈夫だから男の子が」



碧海が泣き止ませてくれて、



お母さんは?とか聞いている



しばらくしてお母さんが来て、



その男の子はなんとかなった



『祥生、立てる?』



Aに手を引いてもらって、



立ち上がる



祥生「っっ?!」



手首に異常な痛みがはしる



『どした?』



祥生「…いや、なんでもない」



さり気なくAの手をはらって



自分で立ち上がる





自転車を引く手首が、




アザになった足が、





胸の奥が、





ズキズキと痛む






塵→←パフェ



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caco(プロフ) - 、さん» 報告してくださり、ありがとうございます。すみませんでした、すぐに直しました。今後、気をつけます。ご報告ありがとうございました。 (2020年5月13日 13時) (レス) id: 0218ac5f50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:caco | 作成日時:2020年5月13日 9時

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