今日も僕らはゼラニウム.2

コツ ページ31

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Momoko side


ふぅ………


碧海先輩と洗い物しただけで


妙に疲れた………


翔也「桃子ちゃんもゲームやろ！」


桃子「えっ、でも私やり方わかんないです…」


『大丈夫、私より頭良いから』


S4「えぇ…」


翔也先輩が、コントローラーを


渡してくれる


桃子「ほ、ほんとにわかんないです！」


汐恩「あ〜、じゃあ練習がてらやってみよ」


そう言って、ゲームを始める


ボタンを色々教えてくれて、


基本はわかったけど、


Aと下ボタンを押す、とか難しい…


汐恩「あ〜それ難しいよな、
桃子、こっち来て」


いきなり呼び捨てっ？！


心を落ち着かせて


手招きされて近づくと、




桃子「っ？！」




後ろから腕を回して、


私のコントローラーを手の上から握る


顔を私の肩に乗せて、説明し始める汐恩先輩




こ、こ、これは………



バックハグされているっ？！



汐恩先輩の心臓の音がもろに聞こえるし、


めっちゃいい匂いするし、


めっちゃいい声が耳元で聞こえるし……



ボタンの説明してるけど、


本当に何にも考えられないほど、


ドキドキしてる


汐恩「桃子？聞いてんの？」


そう言って、顔を覗き込まれる





顔が良いっっっ



私はもう、本当に湯気が出てるんじゃないかと思うほど


顔が赤くなっていく


桃子「わ、わかりました、
あ、あ、ありゃぁとございます」


汐恩「？」


腕を開放されるとすぐさま


自分のいたところに戻る


あと2秒あそこにいたら


本当に心臓が取れそうだった……




翔也、碧海、A「？？？」


祥生「なかなか罪な男やな…」



その後のゲームの記憶はあんまりないけど


汐恩先輩が、がっくり肩を落としていたから


多分私が勝った




〜Shosei side〜


桃子ちゃんの圧勝だったよ〜




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