文化祭3 ページ24
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Shosei side
廊下に出るとすでに人が集まっていた
近くの人に、声をかける
祥生「何があったの?」
「よくわかんないけど、ちっちゃい女の子がめっちゃ謝ってる〜」
やっぱり…
人をかきわけてドアの前まで行く
教室内を見ると、
葵が号泣しながら頭を下げている
緑「どうしたの、葵ちゃん」
紫波さんも駆けつけて、
ずんずん教室に入っていく
すごい勇気…
緑「学級委員の田中君、事情をちゃんと説明して。みんな気になって文化祭準備が進まないから。学級委員の、田中君」
わざとらしく学級委員を強調する
打ち合わせに全然来ないの、
そうとう怒ってたらしい
田中「立花がぁ〜タピオカの発注ミスして、当日に間に合わなくなったんだよ」
ヘラヘラしてて、ムカつく……
緑「と、いうことで皆さんは自分の教室に帰ってください!」
廊下に溜まってた人たちは
教室に帰っていく
C組「もう今日は帰ろ〜タピオカ無いならどうしようもないじゃん〜」
そう言って、どんどん帰っていく
緑「ちょ、ちょっとっ」
田中「こうなったのも立花のせいだしな」
気づけば、教室に残っていたのは
俺と紫波さんと葵だけだった
緑「…なんなのあの人たちっ!!」
葵「…私のせいだから………」
フラフラ歩いて、椅子に座る葵
それにつられて椅子に座る
祥生「起こった事はしょうがないから
先のことを考えないと」
緑「そうよ…発注ミスかぁ…
あと1週間なら間に合うんじゃない?」
葵「予算がもう無いよ…」
1週間、長いようで短い
なかなかいい方法が思いつかない
ガラガラッ
ドアが急に開いて全員で見ると
祥生「Aっ……」
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caco(プロフ) - 、さん» 報告してくださり、ありがとうございます。すみませんでした、すぐに直しました。今後、気をつけます。ご報告ありがとうございました。 (2020年5月13日 13時) (レス) id: 0218ac5f50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:caco | 作成日時:2020年5月13日 9時