今日も僕らはゼラニウム.2

一目惚れ ページ19

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学校が始まって1週間、


案の定クラスでは馴染めず


学級委員に誰も手を挙げないから


私がやることになってしまった



葵「あ、、、」


ジャージを更衣室においてきてしまった


休み時間に取りに行く


静かな更衣室でロッカーの前に行く


U字型の真ん中にロッカーの列があって

私は左側


『忘れ物？』


更衣室に誰かいたみたいで

後ろから声をかけられる


葵「ひゃぁっ？！」


びっくりして後ろを振り向くと、


さらさらのショートカットヘアで


整った顔立ちをしている女の子


『ごめん、びっくりした？』


葵「あ、あ…」





その子は


間違いなく、



あの時倒れた綺麗な女の子だった






『どうしたの？』


葵「あ、いや何でも…あの、ジャージが無くて…」


『あ、こっちのロッカーにあるよ』


そう言って渡してくれる


葵「あ、ありがとう…」


『いいえ〜じゃぁね』


そう言って更衣室を出ていく






私は、入学式に


彼女を見たときから



彼女のことが好きになっていた＿＿＿＿



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