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＞＞side＿Abe
式も終わり3年担当じゃない俺は準備室に戻っていた。
外からは生徒たちの泣く声がしきりに聞こえてくる。
「(結局Aに伝えないまま終わったな)」
なんて考えるけれど探しに行く気になんてなれなくて。
ちらりとみた外にラウールとAが2人でいるのが目に入った。
「青春してんなぁ、」
なんて。
「くそ、、」
もし同級生だったら。
俺はAに告白できていたのだろうか。
いや、そんな勇気、絶対無いだろうな。
どっちかって言うと言って欲しいタイプだし、、
なんて想像をしていれば扉をノックされる音が響いた。
「どうぞ」
そう声をかけると中に入ってきたのは、、
『来ちゃった、』
恥ずかしそうに笑うAだった。
「え、なんで、、ラウールといたんじゃ、」
『え、うそ、見られてた？やだなぁ。』
なんて言いながら少し照れたように笑ってる。
付き合ったのかな、なんて。
「卒業、おめでとう。」
そう伝えると『ありがとう』と少し寂しそうに笑ってくれる。
『あのね、先生、』
少し不安そうな表情を浮かべた彼女が俺の隣の椅子に座る。
「ん？」
目線を合わせて聞き返せばちょっと目線をそらされて。
『今から言うこと忘れてね、』
そう言ってまた目線を合わせてくれる。
「なに？」
『私ね、先生のことすきになっちゃったみたい』
知ってた。知っていたけど。
時間が止まったように感じた。
実際にAの口から聞けたことが嬉しくて。
『忘れてねっ！じゃあ詩乃たち待ってるから』
そう言って準備室を後にしようとするAの腕を掴んだんだ。
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紅羽(プロフ) - kinpriさん» ありがとうございます！！次の更新までもう少々お待ちくださいませ！！ (2020年6月21日 22時) (
レス) id: a76f902393 (このIDを非表示/違反報告)
kinpri - はじめまして!!! こんな恋してみたいです!!!! これからも最新楽しみにしてます!(*^o^)／＼(^-^*) (2020年6月21日 14時) (レス) id: 73a43b40ce (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！読者様にそう思って貰えるようなお話をめざしているのでそう感じて頂けたのはとても嬉しいです！これからもよろしくお願い致します！ (2020年5月31日 13時) (レス) id: a76f902393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 私もこんな風にされたいと思ってしまった(笑)これからも楽しみに待ってます！コメント失礼しました＼(_ _) (2020年5月31日 12時) (レス) id: 6ed3d4bb64 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！！私もあべちゃんみたいな先生がいてくれたら…と思い書き始めました！ゆきさんも体調に気をつけてくださいね！ (2020年5月31日 1時) (レス) id: 73c094d3fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱那 | 作成日時：2020年5月30日 13時
