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＞＞side＿You
「じゃあ、今日はこれでおしまい！」
6時間目の数学が終わり、一息つく。
「今日の日直、誰？」
『あ、私です』
「日々野さん、じゃあ昨日出てた課題放課後持ってきてもらってもいいかな」
『分かりました』
やった。
思わずニヤけそうになるのを我慢する。
「A、めんどくさい仕事頼まれたね〜」
『全然。』
「課題持ってくの、めんどくないの？」
『日直だったのが運の尽き、ってことで。ほら、HR始まる。戻った戻った』
友達を席に戻す。
あーやば、にやける。
早く、掃除とか終わんないかな。
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「じゃーね、A。」
『うん、ばいばい』
「頑張れ」
『ありがと？』
掃除も終わりクラスメイトたちは部活に向かう。
帰宅部の私には部活なんてものは存在しない。
教室の後ろのロッカーの上に積まれた数学の課題ノートの冊数を数える。
「手伝うよ」
『ラウールくん、ありがと！
声をかけてくれたのはベネズエラとのハーフのラウール。
学年で1番イケメンで、高身長で、とっても優しいって言われてる人。
「…39番、40番。うん、全員分、あるね！僕、持ってくよ？」
『んーん、大丈夫。私が頼まれた仕事だから。ラウールくん、部活あるでしょ？』
「そうだけど…女の子1人にこんな重いもの持たせられないよ」
『大丈夫だってばぁ』
「じゃあ、半分こね」
そういうと私が有無を言う前に半分とって行ってしまった。
『あ、ラウールくんっ』
急いであとを追いかける。
「転ぶと危ないから走っちゃダメだよ？」
『だって、ラウールくんが、先に行っちゃうから』
「あははっごめんね？」
少しの間沈黙が走る。
「そういえばさ、」
その沈黙を破ったのはラウールくんだった。
『ん？』
「僕たち、多分さっき初めて話したよね？」
『あ、そうかも』
私は、あまり男子と喋るタイプじゃないしラウールくんも女子と喋るタイプじゃない。
「これから、もっと話しかけてもいい？？」
『え、うん、いいけど、』
「ほんと？やったぁ！」
ラウールくんはそう言って可愛い笑顔を向けてくれる。
『阿部先生、』
「持ってきましたー！」
「日々野さん、ラウール、ありがとな」
「じゃあ部活行ってきまーす」
ラウールくんはバイバイと手を振っていなくなった。
『じゃあ、私もこれで、』
「ちょっと手伝って欲しいんだけど」
帰ろうとすると呼び止められる。
なんだろ。
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紅羽(プロフ) - kinpriさん» ありがとうございます！！次の更新までもう少々お待ちくださいませ！！ (2020年6月21日 22時) (
レス) id: a76f902393 (このIDを非表示/違反報告)
kinpri - はじめまして!!! こんな恋してみたいです!!!! これからも最新楽しみにしてます!(*^o^)／＼(^-^*) (2020年6月21日 14時) (レス) id: 73a43b40ce (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！読者様にそう思って貰えるようなお話をめざしているのでそう感じて頂けたのはとても嬉しいです！これからもよろしくお願い致します！ (2020年5月31日 13時) (レス) id: a76f902393 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 私もこんな風にされたいと思ってしまった(笑)これからも楽しみに待ってます！コメント失礼しました＼(_ _) (2020年5月31日 12時) (レス) id: 6ed3d4bb64 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！！私もあべちゃんみたいな先生がいてくれたら…と思い書き始めました！ゆきさんも体調に気をつけてくださいね！ (2020年5月31日 1時) (レス) id: 73c094d3fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱那 | 作成日時：2020年5月30日 13時
