9話 ページ10
学園長は入学式に乱入したらしいグリムを最初は警戒していたが、持ち前の優しさで私とペアでナイトレイブンカレッジへの入学を許可してくださった。
魔法はグリムが担当するということになって安心した。
男装して学校に通うにしても、魔法が使えないなら結局目をつけられてしまうと思ったからだ。
それにしても。
「グリム!入学式に乱入ってどういうことっ!?」
後回しにしてしまった部屋の掃除をしながら、鼻歌を歌っている彼に聞いた。
入学式ということは新入生はもちろん、先輩方もグリムを見ているということで…
「オレ様、大魔法士になるためにこの学校に入りたかったんだゾ。でも馬車が迎えに来てくれねーからオレ様から行ってやったんだゾ」
「駄目じゃん…勝手なことしたら…あぁ…明日から不安だなぁ」
それを聞いたグリムは目をパチクリさせて「オレ様に着いて来れば大丈夫なんだゾー!」
…そこが不安なんだけどな。
どうか何も起きませんように。
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほたる(プロフ) - 暗闇さん» 暗闇さん、ありがとうございます!宜しければ、最後までお付き合いして下さると嬉しいです。 (2023年2月11日 14時) (レス) id: 858ad6cafb (このIDを非表示/違反報告)
暗闇 - めっちゃめっちゃ面白かったー 最高です‼︎ (2023年2月11日 12時) (レス) @page19 id: 86b45223ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほたる | 作成日時:2023年2月4日 19時