Dear.__君へ捧ぐ__【HSJ】

8 バッキュン ページ29

雄也に！バッキュン

おまけ
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大ちゃんがまたウトウトし始めた頃、今度は雄也が起き上がってきた。



何て忙しい子達なんだ...。



何て思いながらも、案外嬉しかったりする俺。





「雄也、どうしたの」





テコテコ歩いては、またベッドに戻ってを繰り返している雄也。



「見てるだけで可愛い」



何て、言わないけど、とりあえず可愛い雄也に声をかけてみる。





すると、まるで俺に今気付いたかのように、クルっと振り返って、驚く雄也。




「元気なった？」





一応体温はかるけど、


歩けるほどだから、きっともう元気！


そう思って聞いてみると、嬉しそうに頷く。


ひぇぇ〜かっっっわいっ！！


光くんと言い、大ちゃんと言い、雄也と言い、何でこんなに可愛いの？！





何て考えながらも、俺は普通に接する。





「雄也、ちょっと心配だから、座ってよ？」




そう言って椅子を雄也の方に向けるけど、顔でイマイチと言っているような感じ。




少ししてから、何かを思いついたようにパァっと明るい顔をして、俺のところへやって来る。



「？？？」



何が起こるか全く分からない俺に対して、嬉しそうに俺の膝に座ってくる雄也。




満足気な顔してさ、可愛すぎんだっつーの！




「これがいいの？」




そう言うと、俺の腕を自分のお腹に回して、脚をプラプラさせながら、俺に笑いかける。




「わかった」







どうやら、この病室の子供たちは、世界一可愛いようだ。

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