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16話 ページ19
ズダダダダダダダン！！
「っ⁉」
突如、クライムの足元を念弾が襲った。
フランクリンの仕業だ。
「一発一発が……かなり強力だな…」
ザザザッと着地し、クライムは地面を蹴った。
途端。
ヒュンヒュンヒュッ
「⁉」
何かに縛られたかのように、クライムは動きを封じられ、木々の間高く浮いた。
緋の眼は地面に転がる。
クライムは体に巻き付いた何かをほどこうともがいたが、その何かは体を締め付けるばかりだった。
「どうだ？マチの念糸は。」
「簡単には切れやしないよ。もう逃げられない。」
「ったく、手間掛けさせやがって……。ガキ1人捕えるのにここまで掛かるたぁよ。」
「………。」
クライムは試しにもう一度身を捩ったりしてみたが、念糸はよりキツく巻き付くだけだった。
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作者名：ミケにゃん x他1人 | 作者ホームページ：http://blogs.yahoo.co.jp/akino_yuki7362
作成日時：2013年10月1日 18時
