お題を募集します！

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昨日走りながら重岡さんにもらったアドバイスを参考にして、今日はトレーニングをしてみる。




プロが作るメニューは自己流でやってた時とは全然違うし、きっと効率的なんだと思う。




ほら、いつもよりしんどくて…






「疲れたー…」





ボソっと呟いて、部屋の隅に置かれた休憩スペースのベンチに座り込んだ。





お水を飲みながらぼんやりしてると、西村くんがこっちへ近づいてくる。





「こんばんは、お姉さん」


「こんばんは。西村くん、専属トレーニング終わったの？」


「うん、さっき終わった。



でさ、聞いたよお姉さん。良かったね、おめでとう」


「うん。西村くんのおかげなのかも。ありがとね」






この子が『重岡さんの専属トレーニングを受ければ良いじゃん』っていうアドバイスは目から鱗。



まったくその発想は無かった。



実際そのおかげで付き合うことができたんだし。




だから、この子には頭が上がらないわけで…






「付き合うことになったならさ、気をつけた方が良いよ？」



「ん、何が？」



「嬉しそうだから。中間さんと話してる時のお姉さん。


もしかして、ほんとの本命はそっちだったりするの？」



「そんなわけないでしょ！何言ってるの、大人をからかわないでよ」






そりゃ、いっっちばんはじめの頃はそうだったのは否定しないけど…別に具体的にどうこうなんて思ってないし、今は重岡さんの事しか見えてない。






「ふーん……なら、良いけどさ。



じゃーお幸せに！俺帰るね」



「うん…気をつけてね」






ちょっとムっとしたけど、すぐに考えは変わった。




西村くんは、なんであんな事言ってきたんだろう？

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