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「うーわ、最悪」
「え？」
今まで特に口を挟んでこなかったバーテンさんが呆れたみたいにため息をついて呟いた。
「望、お前わざとだろ」
「シラフで言えるかよこんな事。おかわりっ」
「お断り。酔いつぶれてここで寝るつもりの奴に出す酒なんか無いし」
「お客だぞ俺は」
「お客の前に、お前はお友達だから。酔って好きな女に女々しく絡む姿なんか見たくないわ」
顔色ひとつ変えず、バーテンさんは小瀧くんを言い負かして私を見て微笑んだ。
よく分からないけど男の友情を見せつけられて、感動してるような呆気にとられてるような表現が難しい。
「…相原さんさ、俺以外にもいるの知ってます？」
「何が？」
「失恋拗らせてる人。…まぁ、絶対知らないと思いますけど」
「……ごめん、ちょっと分かんない…」
何言ってるの？この子は。
助けを求めるみたいにバーテンさんを見たけど、また微笑んでくれただけで今度は何も言ってくれない。
「流星！やっぱ、おかわりっ」
「だーめー。
と言いたいとこだけど。
相原さん、ごめんね」
「タメ口聞いてんじゃねーよ」
バーテンさんは小瀧くんの前におかわりのウィスキーロックを置いて、そのまま裏へ行ってしまった。
いや、この空気で2人にされてもさ。
さっき帰ろうとしたし、いいかな。
「じゃあ、私そろそろ帰るね。小瀧くんもほどほどにし…
「桐山さん！」
「ん？桐山さん？」
「そう。俺と桐山さんは、被害者の会！」
「被害…？」
「あの人の気持ち知らないで、目の前で中間先輩とイチャイチャイチャイチャしちゃって…。
ほんっと幸せな人って周り見えてなくて困るんすよねっ」
「…何言ってんの…」
「つーか、普通気づくでしょ！外野の俺が気づいてんのに、なんで本人気づかないんだっつーの」
ブツブツ言いながら小瀧くんは目の前のウィスキーを一気に飲み干して
そのままテーブルに突っ伏した。
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k.tutu - はじめまして！さくらさんの小説が好きで、どの主人公でものめり込んで読んでしまいます！いつか、気の向いた時にpremier amourの続きを書いては頂けませんか…？負担になってしまったらすみません(T_T)またさくらさんの文章を読めることを楽しみにしています！ (2020年5月27日 5時) (
レス) id: 2bc9ea816e (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ★mmiioo★さん» こんばんは、お久しぶりです^_^久しぶりに時間が出来て、執筆再開してみました。前ほどのスピードでは難しいですが、また少しずつ更新するかと思うので、また時間がある時読んでもらえたら嬉しいです。 (2020年5月20日 20時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
愛依(プロフ) - 作品→アンジュ・エ・デモン メイン→流星くん お題→流星くんオチ さくらさんの作品だいすきです！本編の重岡くんオチがとても素敵だったので、良ければ流星くんオチも読んでみたいです^^* (2020年5月1日 6時) (レス) id: 3cb53c97ab (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - さくらさん、お帰りなさい。桐山くんに恋の予感が！安心しました。 (2020年4月30日 23時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
ベルxxx(プロフ) - 続編も気になりますが、またキスマイの北山くん、藤ヶ谷くんメインのお話も読みたいです！！！ (2019年9月10日 1時) (レス) id: e61e4949e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2019年5月31日 20時
