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簡単な事務的な申し込みが終わり、この前見学に来た時は部屋の外から見ただけだったトレーニングルームを中に入って見せてくれることになった。
「あ…すいません、ヒールじゃ中には入れませんよね」
「こちら使ってください。貸出用のスリッパです」
「ありがとうございます」
10センチも無いパンプスだけど、スリッパに履き替えるとかなり視界が変わる。
さっきまではそこまで変わらなかった目線が下がり、重岡さんが急に背の高い人に感じた。
「…結構変わりますね、背」
「ですね。重岡さん背高かったんですね」
「ふはは、どういう意味ですかそれ。
全然、ここのスタッフの中ではチビな方です」
重岡さんは話しやすい。
初対面の緊張をほぐしてくれる笑顔や話し方。
すごく丁寧に色々な事も教えてくれる。
でも、ここのシステムって…
「実際トレーニングをする時に、器具の使い方は詳しく説明させて頂きますね。
今日のご案内は以上になりますが、何か質問とかありますか？」
「いえ、今日は特に。
あの、私の担当さんは重岡さんですか…？」
専属制では無いけど、こんなにつきっきりで教えてくれるって事は担当くらいはあるのかな。
重岡さんが担当してくれるなら、優しそうだし続けられそうな気がする。
だけど、そんな期待は無駄だったみたい。
「いえ、上田さんのコースは担当のトレーナーは付きません。
今日は僕がフリーの日だったのでご案内させて頂きました。
次来られる時も、その日手の空いてるスタッフが対応させて頂く形になります」
「あー…そうなんですね。わかりました」
「では、次回お待ちしてますね。
お疲れ様でした！失礼致します」
「ありがとうございましたー…」
そりゃそうか。
ちょっとガッカリしたけど、専属コースに入会できるほどの経済力は私にはないし。
帰る前、フロントをチラっと見ると中間さんがいてちょうど電話をしていた。
軽く会釈をすると、あちらもニコっと微笑んで頷いてくれて。
やば。またしてもキュンとしてしまった。
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あお(プロフ) - はじめまして！この作品を見させていただいております^ ^なんかついつい続きが気になってどんどん読んでいってしまいました！あと、移行する前にメッセージがあったのがなんか嬉しかったです＾＾いまから次の話を見てきます！楽しみです(^ ^) (2019年4月25日 0時) (
レス) id: 735c60907d (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ミルキァさん» コメントとご指摘ありがとうございます！直しました(^-^;また続きもよろしくお願いします(^-^) (2019年2月13日 16時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ミルキァ(プロフ) - コメント失礼致します！いつも楽しませて頂いています(*^^*)48の投稿の転勤が天気になってると思います。違ったらごめんなさい(;_;) (2019年2月13日 1時) (レス) id: d4ceab3b1f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ゆっぽんさん» コメントありがとうございます。頂いた日からなかなか更新が出来ず申し訳ないです_(。｡)_落ち着いたらまた描き始めますので、その時はぜひ読んでやってください♪ (2019年2月10日 22時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぽん(プロフ) - 初めまして！この小説とっても大好きで唯一毎日チェックさせて頂いてます。毎日更新していただいてありがとうございます！これからも楽しみにしてます( ^ω^ ) (2019年2月9日 1時) (レス) id: ae7f2f8e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2019年1月16日 20時
