Happy Together 3

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ゲームが終わって、片付けを始める前にAの元へ走った。





なんか、今日はちょっと雰囲気が違う気がするんやけど





大学やみんなで飲みに行くときはどちらかというと完全にラフなのに

今夜はいつもの何倍も女の子っぽく見えるのは





俺の目が完全に好きやからっていうフィルターかかってるからか




はたまた、ほんまにオシャレをしてくれたのか






そんな事を考えてたら知らずとテンションは上がってしまう。








「Aー、どないしたん？こんなとこ来て…」



「お疲れさまー。暇だから観戦しに来ちゃった。

ごめんね、勝手に」



「全っ然、むしろ誘っておいて俺こそごめんな、間に合わんくて。




片付けて着替えてくるから、もうちょっとだけ待っといて」



「はーい」






軽い感じで、何も気にしてなさそうに俺を再び送り出してくれた。






昔から、そういえばそうやんな。


遊ぶ約束とかして、誰かが何かの用事で遅刻するってなっても、何も嫌そうな顔せんと迎えてくれるとか





そん時は俺には彼女がおって、バイトでデートの時間間に合わなくて遅れた時めっちゃ不機嫌になってたわ。



たしかに俺が悪いけど、きちんと連絡入れたし、何回も謝ったのに暫く機嫌悪いのは直らんくて大変やったなーって。






そんな思い出を蘇らせながら、ロッカーで着替えてると

当然初めて俺がフットサルに呼んだ女やからか、わらわらと周りの連中が絡んできた。






「お前、やっと女できた？」



「…別に、そんなんちゃうけど」



「ほんま！？じゃあ、紹介してや、この後俺ら男だけで飲みに行くけどそこ連れ…



「あかんっ！！！！絶対無理、お先！」







彼女おらん奴らの飲み会になんか連れてけるかボケ。





AからLINEで近くにあるコンビニで待ってるってメッセージが来てたから





慌てて着替えて、そこへ走った。

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