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危なく流されそうになったけど、自分の状況を思い出して我に返った。
完全にスイッチが入ってるシゲちゃんには申し訳ないけど…
「私、そろそろ行くね?」
「……ん?え、何処に?」
「東京」
「…は?」
「いや、だから、帰省するから…」
そう言って視線を側に置いてあったキャリーバッグに向ける。
シゲちゃんも同じく視線を移して、分かりやすい程目を見開いた。
「はっ!?え、何、実家帰んのお前っっ!!!今!?」
「そうだよ!だからここに来てもらったんじゃんっ!」
「いや、ほんま…アホちゃう?俺どうしたらたええんやって話…」
「ごめん…」
自分でも、このタイミングでこの後一緒にいられなくなるのは申し訳ないと思ってる。
だけど一度時間変更してしまった新幹線のきっぷはもう変えられないし、明日は年末の恒例行事で親戚が集まってくるから今日中に帰らなきゃだし。
思いっきり不満そうなシゲちゃんだけど、説明したら渋々ながら納得してくれた。
「…わかった。ごめん、仕方ないよな」
「うぅん、私こそごめんね」
「いや、Aは悪ないから。
…いつ戻ってくる?こっちに」
「未定」
「え!?」
「だからさ、…」
私だって、本当は離れたくないよ。
でも未定なのも本当だから。
もう一度、シゲちゃんに抱きついた。
「シゲちゃんが、ここに迎えに来てくれる日に帰ってくる」
「え…」
「バイトとかの都合が分かったら連絡してね。
今日は来てくれてありがとう!じゃあね!」
「気ぃつけてな!!」
名残惜しいけど、本当に新幹線に乗りそびれちゃうから
後ろ髪を引かれる思いで駆け出した。
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さくら(プロフ) - 風優さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます♪しげちゃんのお話、また書くかもしれないのでその時はまた読んでやってください^_^ (2018年11月6日 16時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ★mmiioo★さん» 最後まで読んで頂き、コメントありがとうございます^_^これからは近恋?楽しんで欲しいです♪ (2018年11月6日 16時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
風優(プロフ) - さくらさんの作品のファンです!しげちゃん最高でした!! (2018年11月6日 0時) (レス) id: 3ceec94bf5 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 完結おめでとう!晴れて両想い、遠恋卒業おめでとう!また機会があったら、二人のその後、書いてね! (2018年11月5日 23時) (レス) id: 935b0f6d3b (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お酢んさん» コメントありがとうございます^_^なるべく重岡くんが言ってそうな言葉を選んでお話を作っているので、とても嬉しいです♪最後までよろしくお願いします! (2018年11月3日 21時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年10月17日 21時