Happy Together 3

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みんなで温泉に来たとは言うても、風呂と部屋は当然男女別。





何が悲しいんだか、男3人で入る露天風呂は天然炭酸泉美人の湯。

美人て…男湯やん。なんちゅーネーミングセンス。







「おーブツブツやー」



「炭酸やからなぁ。なぁ、飲んだらシュワシュワするんかな？このお湯」



「飲んでみたら？いっっっっろんなもん溶け込んでるで」



「いややーーーキショイこと言うなやー」








男同士で来てるみたいなもんで、これはこれで楽しいけどな。







「なぁ。もう、シゲは諦める方向でええの？」



「…まぁ、フラれてますからね。迷惑やろ、いつまでもグズグズ好きやったら」



「別にええやろ！何があかんのっ」



「望は自分に置き換えてるやろ」






そうやな。小瀧もなんやかんや、由佳にずっと片思いして。



お互いこの先も大阪やからって言うけど、環境が変われば新しい出会いもあるやろ。



そしたら悠長な事言ってられへんかも。





それはもれなく俺も同じで…






「えぇな、2人とも。俺も恋したかったわ大学生の間に」







4年間本命彼女はいなかったものの、常に女は周りから途切れなかった流星が珍しく真面目な顔をして呟くから





ちょっとムカついた俺と小瀧は流星に思いっきりお湯をかけたった。

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