Happy Together 3

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多分、このメンバーでこんな風に遊びに行くのは最後なのかもしれない。




あるかもしれないけど、それってどれくらい先の話になるのかな。




だからなのかは分からないけど、やたら旅行は楽しかった。





目的の駅に着いて、レンタカーを借りて温泉旅館へ向かう途中にある道の駅に寄り道したり



私とのんちゃんは免許が無いから、他の3人が運転してくれるのをありがたく思いつつあまり知らない知識でガヤってみたり



運転手の権限で車内のBGMが決められたから、それぞれ個性出まくりで楽しかった。







そして到着した温泉旅館は、年季が入りつつも大きくて小綺麗にされてる昔ながらの雰囲気。







「こんにちは、流星がいつもお世話になってます」



「こちらこそ！みんなでお世話してますー」



「ちょっと、のんちゃん！」






旅館を経営しているのは流星の親戚で、美人の女将さんにデレデレしてるのんちゃんに由佳は呆れ顔。


あれ？ちょっと、意外な反応かも。


2人になった時聞いてみようかな。







「シゲ、あっち行こうや」



「Aー、ここのお店見よー」







2人、と言えば。



この旅行中、偶然なのかもしれないけどシゲちゃんと2人になることが無い。







何となくだけど、男3人と女2人で分かれてしまう。




もしかして、みんな何か勘付いてるかシゲちゃんから聞いてるとか？







パワーストーンを使ったアクセサリー店に由佳と2人で入った時、意を決して聞いてみた。

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