Happy Together 2

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重岡くんに言われて、何が何だか分からず神ちゃんに電話をする。





このタイミングでさせるってことは、疑ってるの？





そんなわけないじゃん。








『もしもーし』





超普通に出た神ちゃんに、ホっとした。


ほら。ストーカー紛いな事してる最中の人が、こんなに普通な声で電話に出るわけない。







「あ、の…こんばんは」



『何やそれ。こんばんは。どうかした？』






電話をしろと言われるまましたから、何を話そうか準備をしてなかった。







「えー…っと…シフト！年末年始のシフト希望出したかなって思って…」



『あぁ、そろそろやな。あの店年末いつまで営業…









その時突然声が途切れて、少し遠くの声で普通ならするはずのない人の声が。







『何してんねん、お前』








この声は間違いなく重岡くん。





そして電話は切られて、おそるおそる後ろを振り返るとそこには重岡くんに腕を掴まれた神ちゃんがいた。






「嘘でしょ…なんで神ちゃんがここにいるの…？」





「それが、答えやろ。お前付け回しとったのはコイツやって」




「……そうなの？」






そこには、いつもの和かに微笑んでくれる神ちゃんじゃなくて





別人みたいに感情が読み取れない人がいた。

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