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驚いたその顔は、同じバイトをしてた時に見せてくれてた優しい笑顔じゃなくて




あの最後に会った夜に見せた、感情がなさそうな顔。






「……何か用?」



「用…っていうか…」



「用事無いなら」





そう言って袖を掴んでいた手を離されそうになったけど、それを拒んだ。






「ヤダ!神ちゃん、少しだけで良いからお茶しよ!」



「……ええよ」






少し離れて歩いて辿り着いたのは、大学の構内に出店してるカフェ。




それぞれ頼んだ飲み物を受け取って、窓際の静かな席へ座った。







「あのさ……バイト辞めちゃったんだね」



「…まぁ。あんな事あって、バイトも行き辛かったし。



でもバックれ同然やったし、迷惑かけたのは悪かったなって思ってる」



「本当だよ。店長がっかりしてたよ、わりと本気で社員登用のスカウトしようとしてたみたいだし」



「ほんま?……そっか、ごめんな。Aにも多少しわ寄せきたやろ」



「ほんとだよ。おかげで私、クリスマス3連勤だよ?朝から夕方まで」



「マジで?……ごめん。彼氏にも申し訳ないな」








話し始めると、案外普通に話せたりする。





さっきまで強張ってた表情もだんだん和らいできて、何もなかった時の神ちゃんと話してる気分になってきた。







「…それはさ、全然大丈夫なんだけどさ」



「あー。なんやっけ、海外に行っちゃうんやった?クリスマス。ぶーたれてたやん」



「ふふ、よく覚えてるよね。





………でもね、その旅行が無くてもどっちみち。

私、彼氏と別れたんだ。」






その言葉に、神ちゃんは驚いて顔を上げた。

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さくら(プロフ) - お酢んさん» コメントありがとうございます^_^シゲちゃんはこんな風に会話するのかなって想像しながら描いていますが、違和感を感じさせていないか不安でしたが安心しました。次章も是非よろしくお願いします。 (2018年10月17日 16時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
お酢ん(プロフ) - 面白くていつも更新楽しみにしています。特にセリフが好きで、表情や声色まで細かく想像出来るので、臨場感を感じながら読ませていただいてます。続きも楽しみにしてますね! (2018年10月15日 18時) (レス) id: 4a771cb855 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ★mmiioo★さん» まさしくその番組です笑!怖いですよね、でも芸達者で凄いなっていつも思ってます^_^ (2018年9月21日 20時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 某番組のストーカーの動画見た!神ちゃん、こわっ(笑) (2018年9月20日 23時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - あのね、彼氏の健人君の知り合い設定で浮気してないか探られてたみたいな予想(笑)シゲちゃんとの仲を邪魔するのかなーって思ってた。 (2018年9月20日 23時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2018年9月10日 14時

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