Happy Together 2

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貴方シゲちゃん、助けてもらえないかな?





そんなLINEがAから突然きた。



ちょうどバイトが終わったタイミングやったから、どういう事か慌てて電話をする。






あいつは囮捜査員か。

作戦を聞いて唖然とした。






だけどそこは惚れた弱みで、急いでAと待ち合わせをするコンビニへ走る。


1人の間に何かあったら立ち直れないくらい後悔するから。

俺も、Aも。








今夜も誰かに後をつけられていて、いい加減気持ち悪いし怖いからなんとかしたいって。





駅から家まで半分くらい進んだけど、俺のバイト近くにあるCDレンタル屋へ行くから、その時に捕まえるって言う安易な作戦。







上手くいくんかな？謎やけど、シンプルなのが逆に良いのかも。






先に待ち合わせの店に着いた俺は、出入り口付近にある新譜視聴コーナーで待つことにした。





一応ヘッドフォンをつけて視聴してみるけど、姿を見せるまで心配で音楽なんか何にも入って来ない。






それからしばらく時間が過ぎた頃、小走りでAが店内に入ってきた。







「あ、A！こっちや」



「はぁ……シゲちゃん！今日やばい、絶対についてきてる！！」







息を切らして俺の後ろにある柱に隠れるようにもたれかかって呼吸を整えてる隙に、





心の何処かで、もしかしたらって思ってたヤツが店の中に入ってきた。

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