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俺が幸せに浸ってる間もなく、こっちへ店員のエプロンを着けた男が近寄ってきた。
「なぁ、コレとコレ何処にあるか分からんかったんやけど……
あ、ごめん。接客中やった？」
「ううん、大丈夫。どれ？」
…ぜっったいワザと間に入ってきた。
何かリストらしきものをAに見せて気をそらしてる間に、俺のことチラっと見て…ていうか睨んだよな？軽く。
何、こいつ。
「もしかして、彼氏？遠距離してるっていう」
「え？まさかー。同じ大学の重岡くん、友達だよ」
「…どうも…」
あ、今ナチュラルに傷ついた。
当たり前やけど、友達って言われてしまった。
そしてそれを聞いたこの男は、さっきよりは少し柔らかい表情に変わる。
「そっか。神山です、Aには色々教えてもらってます…
てか、そのユニフォーム○○スポーツっすよね？そこで働いてるんすか？」
「お、おん。よく分かりましたね、俺そこでバイトしてるんです。来るんですか？店」
「結構色んなスポーツかじってるから、よくそこのお店覗くんですよ」
あれ？ええ奴やん。人懐っこい笑顔まで見せてきて、なんとなく母性本能をくすぐる感じ。
と、思った俺がアホやった。
「でも、あの店のすぐ隣のビルに本屋ありますよね？」
「あー、そういえば。あそこ潰れちゃったの？」
「え、あ、いや……
でっデカい本屋！に、来たかってん！小さいとこやと品揃え悪いしっ」
まさか、わざわざ遠回りしてこの店に来たなんて言えない。
つーか、この神山って奴どんだけ爆弾投下してくれんねん！！
「ふーん…でも、その本なら絶対置いてたと思いますよ？る○ぶやし」
「せやな！結局王道なのに落ち着いたわ、、、
めっっちゃ無駄足やったわー」
「ほんとだよー。でも、見つけられて良かったね」
「おん、ほんまやで！
じゃー、俺そろそろ帰るな、じゃっ」
これ以上ボロが出ないように、まだ時間はたくさんあるけど退散しよう。
そう思ってレジへ向かおうとした。
「あ、シゲちゃん！さっきの旅行の話今度みんなでしようね」
「おぅ。じゃーな」
さっきの、みんなで卒業旅行で温泉に行こうっていう話。
それを聞いた瞬間、めっちゃ神山って人の顔がこわばったように見えたのは気のせいなんかな。
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さくら(プロフ) - ★mmiioo★さん» ちょっとずつ、主人公ちゃんの中で存在感を増してます^_^距離ってハンデですよね。 (2018年9月10日 19時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - あら、少しずーつシゲちゃん浸食？ (2018年9月9日 19時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ★mmiioo★さん» 神ちゃんの正体は少しずつ分かると思います！シゲちゃん誤解されてる笑ドンマイです(^_^;) (2018年9月5日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - シゲちゃん、ファイト(笑)神ちゃん、謎！刺客？！(笑) (2018年9月4日 9時) (レス) id: 59f57126ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お酢んさん» コメントありがとうございます^_^ご期待に添えるよう頑張りますので、続きもよろしくお願いします☆ (2018年8月30日 16時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年8月16日 21時
