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ヨロヨロと微かによろけてるシゲちゃんを追いかけて腕を掴んだ。
「シゲちゃん、大丈夫？」
「…何が？」
「だってヨロけてる…から」
「…お前が変な事言うからやん」
「変な事…？」
その言葉にハッとした。
こんなデリケートな話、ただの友達なんかにされたくなかったとか。
口先で理解してるフリして、根本的には何も考えてないくせにってこと？
やっぱ、気づいても胸の中に留めておけば良かった…。
がっかり肩を落とすと、ブッて吹き出す笑い声が聞こえた。
顔を上げると、そこにはケラケラ笑ってるシゲちゃん。
「おい、何落ち込んでんねん」
「ごめん…無神経な事言って…。忘れてください」
「ん、忘れとくわ。…帰るで、俺明日朝からバイトやねん。
そっちは？明日バイト？」
「うん。朝は本屋で、夜はバー」
「ハードやなぁ〜家とか掃除してんの？ちゃんと。
つか、飯食ってんの？」
「食べてるよ！
……掃除は、適当にちょこちょこ…あんまり綺麗じゃないけど臭わない程度に」
「女子から汚部屋の臭いしたら俺は泣くわ」
あ、良かった。このノリ、普通に戻れた。
ていうかさ、私はシゲちゃんから見ていっっさい恋愛対象になってないって事だよね。
それって、物凄く楽チンなのかも。
シゲちゃんとは男女の友情を越えた、それ以上の関係になれそう。
今まで、少しだけ後ろめたくて健人には話さないようにしてたシゲちゃんの存在。
いくら友達グループの1人でも、男の子にいつも遊んだ帰りに送ってもらうのは面白くないかなって。
私が逆の立場だったら多分嫌だし。
だけど、本当のシゲちゃんを理解した今は機会があれば話してみよう。
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さくら(プロフ) - ★mmiioo★さん» ちょっとずつ、主人公ちゃんの中で存在感を増してます^_^距離ってハンデですよね。 (2018年9月10日 19時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - あら、少しずーつシゲちゃん浸食？ (2018年9月9日 19時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ★mmiioo★さん» 神ちゃんの正体は少しずつ分かると思います！シゲちゃん誤解されてる笑ドンマイです(^_^;) (2018年9月5日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - シゲちゃん、ファイト(笑)神ちゃん、謎！刺客？！(笑) (2018年9月4日 9時) (レス) id: 59f57126ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - お酢んさん» コメントありがとうございます^_^ご期待に添えるよう頑張りますので、続きもよろしくお願いします☆ (2018年8月30日 16時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年8月16日 21時
