プーさんとOLさん ６

思い出した ページ22

２度寝して、やばかった。
危うく遅刻しそうになるくらい寝ちゃって、慌ただしく準備して家出たからみっくんとまともに話してない。



ご飯も食べず、会社に到着。茉奈ちゃんと給湯室で会う。



茉「おはよー。どうしたの？何か朝からボロボロじゃない？」



「あ…おはよ。遅刻しそうで走ったからかな〜」



茉「まーやらしいこと、オホホ」



「…茉奈ちゃん！」



そうだ、昨日みっくんと帰ってるの見てるから、そーゆう発想になるか…恥ずかし。
朝ごはんも食べ損ねたし、またお腹痛くなってきたし、朝から悲惨だなぁ。



まだ就業時間じゃないからそのまま話していると、福原さんが来た。



福「おはよーございまーす。昨日はありがとうございましたー」



茉「おはよ。昨日人柄変わってたのに戻ってるじゃん(笑)」



福「そーなんですよー。酔うと若干饒舌になるんですよねー。
私、何か失言しませんでしたー？高橋さんには何か失礼なこと言ったよーな気がするんですけどぉ」



「…どーだっけ？地味って言われたくらいかな(笑)」



福「嘘！ごめんなさい、悪気は無かったんですけど…」



茉「そーだよねぇ、川上さんの件でちょっと突っかかりたかっただけだよねぇ」



福「あーそんなことまで…。ほんと、申し訳ないです！！」



３人でベラベラ他愛無い話。昨日ご飯行って良かったな。福原さんと仲良くなれたし。




そのまま話足りなくて、ランチも３人で食べることになった。
近くのカフェに入る。




福「で、ですね。私すごいこと思い出したんですよ！高橋さんの彼氏見て！」



…何？なんだか嫌な予感しかしないんですが…。
茉奈ちゃんも興味津々な顔してる。



福「どっかで会ったことあるなーって思ったんですけど、かなり前に一回飲み会したことあって！」




「…ふくちゃん、それ私聞いても大丈夫な話？」



福「はい、そこまで変な話じゃないですよ」



茉「じゃ、どーぞ」



福「その飲み会神がかってるくらいイケメン揃いで、みんな誰かしらを狙ってたんですよー」




「かっこいい人に巡り会える飲み会そうそう無いし、再会出来たのもすごいなーって思って！昨日思い出しきれなくて〜」




茉「なーんだ、もっとドギヅイ話期待しちゃったじゃん」



福「すいません、私は彼氏さんとは関われなかったので。彼氏さんも忘れてましたもんね」




私も何言われるんだろってドキドキしちゃった。
ふくちゃんとみっくん初対面じゃなかったんだ。

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