プーさんとOLさん ６

ナイスタイミング？ ページ21

いつも通り、その後はシャワーしてから私のベッドで眠る。
少し話して、どっちかが知らない内に寝落ちして、いつの間にか深く眠って朝までグッスリ…



なのに珍しく、明け方に違和感で目が覚めた。
キリキリお腹痛い。
これは…あれだな。間違いなく…。



案の定の展開と、昨夜の行為を思い出して、タイミングの良さに苦笑い。



「ホント、空気読みすぎ笑」



呟いて、空腹時オッケーのお薬飲んで、お布団にもう一度入る。
まだ寝れるのに、お腹痛くて寝れない…
横で健やかにピースカ寝てるみっくん、ホント羨ましい。



男の子はいいよなー。そーゆうのが無くて…。



みっくんの手を取って、お腹にそっと当てた。



北「ん…まだ出来ないよ…」



「…は？」



寝惚けてるみっくんからこぼれ落ちた言葉に、開いた口が塞がらないんですけど。
でも面白い…少し痛み和らいだかも笑。


そのままお腹擦ってると、みっくんの目が開いた。



北「…どーしたの？」


「…お腹痛い…」


北「トイレ行っておいでー…」


「違う！もん…」



違うし！そっちじゃないし！
そしたら、みっくん気づいたみたい。



北「…あぁ、あっちか笑。ごめんごめん。大丈夫？」



「撫でて貰いたかっただけなのに、誘われてるって勘違いしたの？」



北「…ん？何の話し？」



「さっき、まだ出来ないよって言った」



北「…まじか。だせー…」



北「お腹痛いの？薬飲んだ？」



「飲んだ…初日は痛い」


北「そっか。おいで」



後ろから包まれて、お腹撫でてくれた。



北「タイミングの良い体さんですこと」



「んー…。だね」



北「あ、でもな…悪いっちゃ悪いかなぁ〜」



「何で？」



北「…いきなりだけどさ、俺明日誕生日なんだよね」



「そうらしいね、噂によると…」



北「あれ？言ったことあったっけ？」



「この前、玉ちゃんが教えてくれたの。絶対みっくんは自分から言わないだろーし、私も聞かなそうだからって」



北「はは、あいつよく分かってるわ」



みっくんの体温が暖かくて、擦ってくれてるお腹も気持ちよくて、薬も効いてきたのか意識飛びそう…



北「…明日さ…」



何かみっくんが言ったような気がしたけど、私はそのまま眠ってしまった。

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