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ふぅ、と気づけば最近はいつもため息をついてる気がする。
それは平日も土日も関係ないし、特に昔からの友達の神ちゃんの前だと顕著に出てしまうらしい。
「何や、どうかした？さっきからため息ついて」
「…ついてる？ため息」
「ついてるで。悩みあるなら聞くで？なんか最近ちょっと変やなって思ってたし」
中学から同級生の神ちゃんのは、美容師。
だから神ちゃんが俺の担当美容師さんになるのは必然。
カットをしてもらいながら、さっきからとある事を考えていた。
「なぁ、神ちゃん…」
「んー？」
「俺、茶髪にしようかな」
俺の一言で、神ちゃんのハサミが止まる。
だって、あの店長さんは綺麗な栗色やった。
あーいう、優しそうな中世的なのが好きなんかな。
鏡に映る自分を客観的に見て、
染めた事が無い真っ黒な黒髪、見苦しく無い程度しか整えてない太眉。
男なんやから、ごちゃごちゃ弄らんで良いと思ってるけど、それであの子の気を引けるなら。
「やめとけ。シゲの良さ無くなる」
「え。そうなん？」
「少なくとも、俺はシゲを茶髪にするなんてしたくないわ」
…そっか。これ、俺の良さなんだ。
「でも、まさかシゲがそんな事言うと思わんかった。何あったん？」
「……神ちゃんさ、休みん時付きおうて欲しいとこあるんやけど」
「おぉ！分かった、後で確認してLINEするわ」
俺に浮かんだ名案は、口下手な俺なんかより、職業柄女の人と話すのもチョロいであろう神ちゃんに頼る事。
いきなりは、無理やから。
少しずつ距離を縮めていこう。
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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年4月21日 11時
