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日曜日が訪れた。
広瀬さんからは、もちろん行くとも行かないとも連絡は無い。
天気は良くて穏やかな気温。
待ちぼうけするにはぴったりやな。
万が一彼女が時間通りに現れる可能性は1%。
だけど、その1%に賭けてみたい。
「…よし」
約束の2時になる5分前、海遊館入口の近くにあるベンチに腰を掛けた。
日曜のここは、家族連れや友達やカップルでたくさんの人で賑わってる。
きっと来るって信じて、ぼんやりと時間を過ごした。
ーーーー
約束から約1時間。
まだ、広瀬さんは姿を現さない。
太陽の方角が変わってベンチが日陰になったのが救いやな。
人間て案外無になると時間は早く過ぎて行く気がする。
来るまで待つって言ったけど、何時くらいがタイムリミットなんやろな。
更に1時間経って、さすがにこれは諦めるべき？
深いため息をついて決断に迷ってると、すぐ隣のベンチに誰かが座った。
「あ…」
「……遅れたお詫びに、何か奢ります。何が良いですか？」
「来てくれたんや…」
「…バカみたい。2時間以上も待つなんて…連絡も取れないのに」
「せやなぁ…アホやな」
「何時まで待つつもりだったんですか？」
「決めて無い。来るまでって言うたやん」
2時間以上遅刻されて、こんな憎まれ口聞いても腹が立たなくて
何なら来てくれて嬉しいとか思ってる俺ってかなり重症かも。
彼女は呆れたみたいにため息をついて、こっちを見てニコって笑った。
「負けました、重岡さんには。
……遅刻してごめんなさい」
言えや、俺。遅いって。
…だけど
「ありがと。来てくれて」
出てきたんは、こっちの言葉やった。
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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年4月21日 11時
