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44☆ ページ44

あんな2人が、こんな閉店間際の花屋に2人で来るの?




キャバクラ嬢にでも渡すのかな。




だとすると、薔薇とか…いや、案外ガーベラとかトルコキキョウとか可愛いブーケもありかも。






無意識に頼まれるかもしれないブーケを頭の中で構想していると、2人は本当にお店に入って来た。






「い、らっしゃいませ…っ」





友ちゃんが緊張しまくってて、声がひっくり返ってる。





でもうっとりとキラキラした目で眺めてるから、接客は友ちゃんに任せるか。





そう思ってさっきまでしていた仕事を再開した。








「………お姉さん、重岡の友達?」






え、重岡さん?






「へっ!?いや、重岡さんのお友達なのはあちらの広瀬さんです」







2人からいきなり重岡さんの名前が出るから思わず見てしまった。





そして目が合って、2人は顔を見合わせてニヤニヤしてる。







「あー、せやな、お姉さんか!」



「こんばんはー。俺ら、重岡の友達なんですよ」



「そうですか……どうぞ、ごゆっくり…」



「はーい♡」








この人達、重岡さんのお友達だったんだ。




でも、何となく花を買いにきたわけでもお茶しに来たわけでも無さそう。



何しにきたんだろう。







私の側へ来た友ちゃんと首を傾げていると、再び来客を告げるドアの音が鳴った。








「いら…あ!神ちゃん!」



「なんや、神ちゃんやんっ」



「流星にのんちゃん。何してるん?2人揃って」



「いや…俺らは、まぁ、野次馬?」



「野次馬……あぁ、Aさんの事か」



「おぉ、神ちゃんはあのお姉さんとお友達なんや!」



「友達っていうか、彼女の職場の人やな。同い年やし」



「え、彼女?」



「そ。友ちゃん、俺の彼女」



「……こんばんみ……」



「えぇ!神ちゃん彼女できたん!?」






私の事は置いてきぼりで、会話はどんどん進んで行く。






これは、一体何の会なの?

45☆→←43☆



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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2018年4月21日 11時

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