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あんな2人が、こんな閉店間際の花屋に2人で来るの?
キャバクラ嬢にでも渡すのかな。
だとすると、薔薇とか…いや、案外ガーベラとかトルコキキョウとか可愛いブーケもありかも。
無意識に頼まれるかもしれないブーケを頭の中で構想していると、2人は本当にお店に入って来た。
「い、らっしゃいませ…っ」
友ちゃんが緊張しまくってて、声がひっくり返ってる。
でもうっとりとキラキラした目で眺めてるから、接客は友ちゃんに任せるか。
そう思ってさっきまでしていた仕事を再開した。
「………お姉さん、重岡の友達?」
え、重岡さん?
「へっ!?いや、重岡さんのお友達なのはあちらの広瀬さんです」
2人からいきなり重岡さんの名前が出るから思わず見てしまった。
そして目が合って、2人は顔を見合わせてニヤニヤしてる。
「あー、せやな、お姉さんか!」
「こんばんはー。俺ら、重岡の友達なんですよ」
「そうですか……どうぞ、ごゆっくり…」
「はーい♡」
この人達、重岡さんのお友達だったんだ。
でも、何となく花を買いにきたわけでもお茶しに来たわけでも無さそう。
何しにきたんだろう。
私の側へ来た友ちゃんと首を傾げていると、再び来客を告げるドアの音が鳴った。
「いら…あ!神ちゃん!」
「なんや、神ちゃんやんっ」
「流星にのんちゃん。何してるん?2人揃って」
「いや…俺らは、まぁ、野次馬?」
「野次馬……あぁ、Aさんの事か」
「おぉ、神ちゃんはあのお姉さんとお友達なんや!」
「友達っていうか、彼女の職場の人やな。同い年やし」
「え、彼女?」
「そ。友ちゃん、俺の彼女」
「……こんばんみ……」
「えぇ!神ちゃん彼女できたん!?」
私の事は置いてきぼりで、会話はどんどん進んで行く。
これは、一体何の会なの?
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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年4月21日 11時