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ここに通えば、会えるかも？
そんな安易な発想をしてた自分に若干引いてたけど、まさか現実になるとは思わなくて
驚きすぎて固まる。
「お客様？どうかされましたか？」
「あっ、すいません…。えっと、誕生日の花束を…色味やどんな花かはお姉さんにお任せします…」
「女性の方にお渡しですか？」
「はい…」
「かしこまりました。お待ち頂く間、よろしければどうぞご利用ください」
お姉さんが促してくれた、隅の方に置かれたセルフサービスのコーヒーメーカー。
凄いな、最近の花屋はサービスが行き届いてるわ。
コーヒーを飲みながら、失礼やと思いつつチラチラお姉さんを見てしまう。
あの日思った通り、めっちゃ可愛い。
しかも、チューリップでブーケを作るつもりらしく、そのセレクトも可愛い。
そしたら、俺って相当だらしない顔をしてたんかな。
はじめに対応してくれた若い女の子がいつのまにか側にいて、ニヤニヤしながら俺を見ていた。
「なっ、何なん？」
「いえ…お兄さん分かりやすくて…」
「分かり…？」
「タイプなんですか？広瀬さん…あ、あの人の事」
「そんなんちゃうわっ！あの花、お得意様の奥様宛やから、仕上がりが気になるだけで…」
「そうですか！良ければ、店の奥のカフェでお菓子も置いてるのでご一緒にいかがですか？」
「…そんなんもやってるん、ここの店」
「はい。カフェと、花屋なんです♡ケーキや焼き菓子もあるんですよ」
「そ、そっかぁ。ちょっと見せてもらおかな」
しかし、こっちの子はフランクな姉ちゃんやな。
大学生くらいっぽいし、バイトなんかな。
店の奥へ入ると、そこには小さなカフェスペースとこじんまりとやけど焼き菓子が陳列されていた。
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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年4月21日 11時
