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時々、あの日の夢を見る。
何も知らずに呑気に帰ってきて、知らない女とイチャついてる元ダンナを見てしまったあの夜の。
現実か夢かなんて分からないから、泣きながら目を覚まして、あぁ夢かって安心する。
安心するのかな?むしろ、夢であってくれても良いのに。
「頭痛い…」
今夜もか。
また、あの夜の夢を見ちゃったんだ。
頭痛を抑えたくて薬を飲もうかとリビングへ動き出すと、寝る前の記憶がだんだん蘇ってきた。
「……やば」
重岡さんに全部話して、お酒飲みまくって、泣きまくったような気がする。
だけど、リビングには重岡さんはいなくて玄関にも靴は無い。
「帰ったんだ…」
テーブルは飲み散らかした跡があって、少し目が冴えたから片付けようかな。
電気を点けると、目に入ったリモコンの下に挟まれた小さなメモ。
『090 45****…』
重岡さんが連絡先を置いていってくれたんだって分かった。
捨てよう。全部話して嫌われようって思ったんだから。
ギュって、そのメモを握り潰した。
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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年4月21日 11時