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だけど、うちの母ちゃんは花よりケーキのが喜びそう。
だからそっちの予約をお願いしたいところ。
「あの…ケーキでも良いですか?花やなくて」
「え…ケーキですか…?多分良いと思います…」
「多分、なん?」
「予約受けた事無くて…あ、でも大丈夫です!」
「いや、でも勝手な事してお姉さんが店長さんに怒られたら申し訳ないから…花でも…」
「いえ。ケーキ焼いてるの、私なんです。
でもケーキも、お店にあるようなシフォンとかパウンドケーキしか無いんですけど…それでも良いですか…?」
「えっ!お姉さんが焼いてるん?」
「ふふ、はい。これでも、調理師免許はあるんですよ」
ちょっとドヤってる笑顔が可愛い。
今なら、もっと仲良くなれる気がする。
神ちゃんの手を借りんくても、このまま距離を縮められそう。
「なぁ、お姉さん。もしも、嫌やなければでええけどさ…」
「はい…?」
「ご飯。行かへん?ここ閉店するまで待ってるから」
俺の唐突な誘いに、さっきまで順調に交わせていた会話が止まる。
ヤバい…ミスった…絶対嫌われてしまいそう。
だけど、返ってきた言葉は意外なものだった。
「あの…」
「…はい」
「お酒飲めないですけど、それでも良いですか?」
まさかのOKに、逆にこっちが動揺した。
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さくら(プロフ) - るるさん» コメントありがとうございます^_^過去の作品から読んでくださってるんですね、とても嬉しいです♪新作もよろしくお願いします☆ (2018年4月22日 7時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - さくらさんこんにちわ。新作おめでとうございます。マシェリからお話し読ませて頂いてます。さくらさんのお話しはどれも大好きです。新作も頑張ってください(^ ^) (2018年4月21日 23時) (レス) id: 07c55f30e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年4月21日 11時