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「なぁ、A勉強教えて」
お昼ご飯を友達みんなで食べていたら、流星がてくてく近寄って来て、いきなり言ってきたのは秋も深まってきた頃。
え、流星が勉強？
みんなで呆気に取られてる所で、いち早く我に返った友達の1人が口を挟んだ。
「塾とかカテキョのが確実じゃないの？」
ごもっともな、建設的な意見。
「いや、それはちょっと。だめ？」
「ダメっていうか…私の成績なんて普通なんだけど…」
「…やっぱいいわ。ごめん、お邪魔」
なんじゃい、あれは。
だって人様に教えられるほど、私は成績優秀なわけじゃない。
それは流星だって分かってるはず。
だけど、午後の授業を受けながら、突然ある答えが降臨してきた。
流星が私に教えてって言ってきた理由。
塾やカテキョに頼ると、余計なお金かかるから。
女手1つで育ててくれてるお母さんに、余計な苦労かけたくないってこと。
夕飯の時、お母さんにそれとなく聞いてみた。
「ねぇ、流星のお家って離婚してるよね？」
「え？あぁ、うん。そうだね」
「なんで？」
「そんなの、お母さんが知るわけ無いでしょ。
人様の事情に首突っ込んじゃダメだからね」
「……はーい」
直接聞いたわけじゃ無いけど、初めて話した時に何となく悟った事は、やっぱり当たってた。
妹たちは離れて暮らしてるって事は、お父さん側で暮らしてるんだ。
流星は、お母さんについてきたんだね。
「……大変なのかな。お父さんいないと、生活とか」
「んー…そういう家庭もあるけど、藤井さんに関してはそうでも無いと思うよ。
何たって、正社員の薬剤師だから。下手したらうちのお父さんより高給取りかも」
「へぇ。私もなろうかな、薬剤師」
「無理でしょ、姉ちゃん理数系ダメダメじゃん」
「廉は黙ってて」
いつから聞いてたのか、突然話に入ってきた廉。
こうやって、いつもウチは賑やかだけど
流星はこの時間1人でご飯食べてたりするのかな。
それってさ…寂しいかも。私だったら。
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さくら(プロフ) - いちごさん» こんにちは、コメントとフォローありがとございます(o^^o)夜あたりに更新しますので、お時間ある時お付き合い頂けると嬉しいです☆ (2018年4月9日 15時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - こんばんは！いつも更新のお知らせが来る度に喜んでます！ツイッターもフォローさせていただき、フォロバしていただきありがとうございます！これからもさくらさんの書かれる物語楽しみにしてます！ (2018年4月8日 21時) (レス) id: 76bb538f5e (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - りょうかさん» こんばんは！唐突なお願いでしたが、反応してくださりありがとうございます♪お話も読んで頂き光栄です☆少しずつですが、定期的に更新していきますのでよろしくお願いします！ (2018年4月7日 20時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
りょうか(プロフ) - こんばんは！さくらさんの書くお話が大好きで、更新がほんと楽しみです！これからも読ませていただきます！！ツイッターフォローしてしまいました、いきなり申し訳ないです、、 (2018年4月7日 20時) (レス) id: 0f670759e9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます^_^今回は、いつもよりシリアスというか落ち着いた話の流れにしてみていますが…受け入れてもらえて感謝です☆ご期待に添えるようる頑張ります☆ (2018年4月3日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年3月21日 21時
