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智ちゃんに会うと、何故か下心が湧かない。
面倒くさそうなのは奈々も同じだけど、何が違うんだろ。
また来てねとウルウルした目で見上げて来る智ちゃんに、手を振って玄関でばいばいした。
なんとなくだけど、智ちゃんの所に来る頻度を少し減らそう。
そんな事を考えながら家まで歩く。
俺にはやっぱ、あの人は重いかも。
…で、ここに来ちゃったのは無意識なのかな。
引っ越す前のマンションにある公園に来ていた。
今夜は雨予報で諦めてたけど、いつのまにか上がってた。
今日は流星群が見えるかもしれない日。
とは言っても、殆ど日本では観測できる可能性は無いけど。
ベンチに座って、ぼんやりと夜空を見上げたら、雲は無くて以外と綺麗な夜空が見えた。
「流星？」
聞き覚えのある声に我に返ると、そこには制服姿のAがいた。
「何してるの？こんなとこで…こんな時間に」
「Aこそ。遅いじゃん、濱ちゃんとデート？」
「まさか。部活帰り、見れば分かるでしょ」
自転車を引いて近づいて来ると、確かに化粧も殆ど無くなってる。
その顔があどけなくて中学の時と変わらなくて、小さく笑ってしまった。
「なんで笑ってるのよ、すいませんね化粧も無くなってますよどーせ」
「いや。A久しぶりだな、話すの」
「……うん。そだね…隣、座って良い？」
「どーぞどーぞ」
濱ちゃんと付き合ってる事を聞いた日から、Aとは学校ですれ違っても話さなかった。
だから無性に懐かしい。
「お邪魔……うわぁっ！！！やだ、最悪！！！濡れてるじゃん雨で」
「あー、本当じゃん。良かったなすぐ気付いて」
「でもちょっと濡れちゃったー…。
流星のとこは大丈夫なの？雨」
「……アウトだっ！！！うわ、最悪っっ！！！」
「嘘でしょ、気づかなかったの！？ボンヤリし過ぎでしょー！さすが流星」
本気で意識は飛んでいたらしい。
座った場所が雨に濡れてて、ズボンもそれ以上までやらかしてる。それにも気づかないなんて。
だけど、笑ってるAがすごく楽しそうな顔をしてるから
まぁ、いっか。
そんな風に考えちゃうあたり、俺って…
今頃気付いても、もう遅いのに。
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さくら(プロフ) - いちごさん» こんにちは、コメントとフォローありがとございます(o^^o)夜あたりに更新しますので、お時間ある時お付き合い頂けると嬉しいです☆ (2018年4月9日 15時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - こんばんは！いつも更新のお知らせが来る度に喜んでます！ツイッターもフォローさせていただき、フォロバしていただきありがとうございます！これからもさくらさんの書かれる物語楽しみにしてます！ (2018年4月8日 21時) (レス) id: 76bb538f5e (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - りょうかさん» こんばんは！唐突なお願いでしたが、反応してくださりありがとうございます♪お話も読んで頂き光栄です☆少しずつですが、定期的に更新していきますのでよろしくお願いします！ (2018年4月7日 20時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
りょうか(プロフ) - こんばんは！さくらさんの書くお話が大好きで、更新がほんと楽しみです！これからも読ませていただきます！！ツイッターフォローしてしまいました、いきなり申し訳ないです、、 (2018年4月7日 20時) (レス) id: 0f670759e9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます^_^今回は、いつもよりシリアスというか落ち着いた話の流れにしてみていますが…受け入れてもらえて感謝です☆ご期待に添えるようる頑張ります☆ (2018年4月3日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2018年3月21日 21時
