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社宅に住み始めて4年ちょっと。
思えば最寄駅の反対側へ行った事は殆ど無かった。
だから、こんな素敵なイケメンが住んでる事も知らなくて。
「はい、どーぞ。人並みには綺麗なはず」
「お邪魔しまーす…
うわぁ、本当に綺麗。すごいね、流星くん掃除好きなんだ」
「嫌いじゃないけどね。
一応、今日Aちゃんを招待できるかもってのを想定して掃除しておいただけ」
「へーー……」
この、時々無意識なのか醸し出す女慣れ感。
天然?計算?分からない。
流星くんのお部屋はデザイナーズマンションで、シンプルイズベストの私の社宅とは180度真逆のおしゃれな感じ。
むしろ、このお洒落すぎな感じ住みにくくないの?ってくらい。
「そう?まぁ、デザイナーズマンションの間取りや配置に理由考え出したら負けだから。
インスピレーションだね」
「そっか、そうだね」
流星くんのこういう無駄にポジティブなところも嫌いじゃない。
マイナスじゃなくて、なんでもプラス変えていくところ。
二人でタブレットを見ながらピザを頼んで、届くまで何故か流星くんの筋トレに付き合って、これなかなか良い雰囲気なんじゃないの?
腹筋に硬いボール落として唸るっていう謎のトレーニングも楽しそうにしてる。
届いたピザとワインを囲みながら、このまま付き合ったりしちゃうのかなって図々しい妄想までしてしまった。
「大丈夫?酔った?」
「ううん、大丈夫。でもこれで終わりにしておくね。帰れなくなりそうだし」
「帰んなくても良いよ?」
「……またまた、冗談キツイってー」
「冗談じゃないよ。泊まる?このまま」
それって…それって、それって…
「うそ。さすがに、それは冗談。そんな困った顔しないでよ」
そ…うだよね。
そりゃそーだ、と思う反面ほんの少しだけガッカリしたりして。
だめだ、もっと自分を大切にしないと。
素敵キングの流星くんだけど、遊ばれるのだけは絶対嫌だもん。
「お水持って来るね。酔い冷めたら、そろそろ送るよ」
「うん…ありがと」
微笑んでキッチンへ立ち去るジェントルマン流星。
その後ろ姿を見つめながら、私の見る目は間違ってない。
そう思った。
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さくら(プロフ) - nonononさん» コメントありがとうございます^_^前作同様、楽しんで頂けるよう頑張りますのでよろしくお願いします♪只今何かが降臨中で話がどんどん浮かんでいるので、しばらくこのペースで更新できると思います! (2018年1月19日 19時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
nononon(プロフ) - ストロベリーフィズから大好きです!とっても面白いので毎日楽しみにこのサイトを開いてます。がんばってください! (2018年1月19日 10時) (レス) id: 6b0e61c133 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 彩果さん» コメントありがとうございます(^ ^)最後まで楽しんでいただけるお話になるよう更新頑張ります!続きもよろしくお願いします♪ (2018年1月11日 15時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
彩果(プロフ) - 重岡くん好きなので、すごい面白いです!続き気になります!!更新楽しみにしてます♪ (2018年1月11日 14時) (レス) id: f75f618622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年1月10日 16時