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ますます理沙のお酒は進んで、だけど原因が自分なだけに止められなくて、心配することしか出来ん。
どうしたもんか…
そう考えてると、理沙は突然泣き出した。
「ねぇ、ほんとは、私見込み無いって分かってるんだよ？
こんなに長く側にいて隙だらけにしてたのに、何もないんだから、これからだって無いのは分かってる。
どうして私じゃダメだったの？」
「理沙がダメやったんじゃないで。俺が見る目無かっただけや」
「嘘だよ。どんだけ絶世の美女なの？彼女…」
「別に美女ちゃうよ。…だけど、なんやろな。一目惚れしたんかな、もしかして」
「……一目惚れ？のんちゃんが？」
「そう、一目惚れ」
「…なにそれ。バカみたい…」
口は悪いけど、俺からまさかの一目惚れの言葉が出たからか、理沙は少し笑った。
「だけどさ！」
「ん、何？」
「別に、私が諦めなくても良いよね？」
「え…あ、いや…」
「ていうか、諦めないもんっ。どうせ大っぴらに彼氏作れない仕事してるし、それなら片思いしてる方が可愛い理沙でいられる気もしない？」
「あ…せ、やね…なんかな…？」
ポジティブな理沙に呆気にとられて上手い言葉が返せない。
「よし！そう思ったら元気出てきたっ。のんちゃん、私帰るから！明日7時に成田なの。グアム行ってくるから、お土産買ってくるね♪」
「あ、うん…気ぃつけや…」
いきなり機嫌が直って、カバンを持って理沙は席を立った。
そのまま出口へ歩いていくのを見送ってると、ピタっと立ち止まる。
「のんちゃん」
「ん？」
「……とりあえず、おめでとう。
だけど、私待ってるから。いつでも良いから乗り換えに来てね」
「…ありがと。なぁ、理沙は俺の事側で見ててくれたけどさ…理沙の事を見てる男も、近くにおるかもしれへんで？」
「いいよ、慰めに適当な事言ってくれなくても。
じゃあね、おやすみなさい」
今度こそ、理沙は振り返らずに店を出て行った。
全然流星の気持ちに気付いてへんのやな。
うまく伝えられたかは分からないけど、1人めの報告は終えて安堵の溜息をついた。
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さくら(プロフ) - Neonさん» コメントありがとうございます！アイドル設定なので未知の世界ながらもぶっ飛び過ぎないように気をつけていたのでよりリアルさは表現出来たかな？と思います^_^感想を頂けて凄く嬉しいです。もし他の作品を読んで頂く機会があれば、そちらも是非よろしくお願いします。 (2018年8月18日 14時) (
レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
Neon - 占いツクールをさんざんサーフィンしてますが、個人的にダントツ一位の作品です。夢だけどあり得る？な設定と、ドラマチックすぎないすれ違いな展開に心を掴まれました(><) 絶妙にリアルだけど夢らしい甘さもあって、ついリピしちゃいます。応援してます〜 (2018年8月18日 3時) (レス) id: 33491b8c27 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 綾小瀧さん» コメントありがとうございます^_^気に入って頂けてよかったです♪これからもよろしくお願いします☆ (2018年3月19日 21時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
綾小瀧(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！これからも応援しています！ (2018年3月19日 12時) (レス) id: d50cc77518 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ちいさん» コメントありがとうございます^_^楽しんで頂けてとても嬉しいです！次回作があれば、また応援してもらえるよう頑張りますので、よろしくお願いします♪ (2018年1月9日 17時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2017年12月20日 19時
